2022.09.30 17:45
By Frank Schwichtenberg - CC BY-SA 4.0
2022.09.30 17:45
UKグライムシーンの最重要ラッパーであるストームジーが、AIMアワードの授賞式スピーチで音楽業界にメッセージを送った。
9月28日に行われたAIMアワードで、“多様性チャンピオン”を受賞したストームジー。自身の財団Merky Foundationを通したチャリティ活動などが評価された彼であるが、音楽業界のエグゼクティブが集まった受賞式にて多様性について語った。
「私たちは常に愛を持って先導してきた。私のチームは、自分たちのプラットフォームを使ってポジティブな活動をする上で、同じゴールと精神を持っている。だからここまで来れたのだと思う。
ダイバーシティという言葉を、単なる流行りの言葉として使うだけではなく、行動することをこの部屋のみんなに伝えたい。どんなポジションにいたとしても、それを原動力にしてほしい。多様性は、ただの達成しないといけない数字でも、チェックマークをつけるためのものではない」
ストームジーのチャリティ団体Merky Foundationは、今後10年で1000万ユーロをマイノリティを支援するために寄付すると発表。現在は環境が整っていない子供たちの教育を支援するBlack Heart Foundationをサポートしており、ケンブリッジ大学とパートナーシップを組み、2018年には黒人学生対象の奨学金制度「Stormzy Scholarship」を立ち上げている。
ストームジーは今年中にニュー・アルバムをリリースすると発表しており、今月23日にはウサイン・ボルトなどが出演する「Mel Made Me Do It」のミュージックビデオを公開していた。