©2022「そばかす」製作委員会
2022.09.03 09:00
12月16日(金)に公開予定の映画『そばかす』に前田敦子、坂井真紀、三宅弘城、伊藤万理華、伊島空、前原滉、北村匠海、田島令子らが出演することが発表された。
2020年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯に描いた作品として国内外で高い評価を得た映画『his』企画・脚本アサダアツシをはじめとする同制作チームが、本作の監督に自身の劇団「玉田企画」の作・演出を担う玉田真也、主演に三浦を迎える。
「愛こそすべて」「愛し愛され生きるのが人生の醍醐味」……そんな<恋愛至上主義>が当たり前でそれを疑わない社会。でも本当に「愛する人と出会い、結婚して、家族を作ること」だけが幸せと言えるのだろうか。この物語は、<恋愛至上主義>が常識化した社会を生きるひとりの女性が、恋人を作ることや結婚を勧めてくる周囲と向き合い、自分と向き合い、更には将来にも向き合いながら、「自分は何者なのか? 幸せの形とは何なのか?」を見つめていく、千差万別の幸せのカタチと希望に溢れた、多様性が叫ばれる今に相応しい新たなノットヒロインムービーズの最新作。
物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純(そばたかすみ)は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う……。
この度公開されたのは、主人公・蘇畑佳純(三浦透子)を囲む全8名の追加キャストとそれぞれの場面写真。佳純の中学時代の同級生・世永真帆を演じるのは、2022年も『コンビニエンス・ストーリー』、『もっと超越した所へ。』など出演作が多数ある前田敦子。蘇畑佳純の同僚・天藤光には、4人組バンドDISH//のリーダーで、『君の膵臓をたべたい』(2017年)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『東京リベンジャーズ2』、『幽☆遊☆白書』など数々の公開予定作品でも主演を務める北村匠海が演じる。
加えて佳純に早く結婚してほしいと思っている世話焼きな母・蘇畑菜摘を演じるのは、ドラマ・映画・舞台と⻑きに渡り活躍を見せる坂井真紀。寡黙な父・蘇畑純一を演じるのは、ナイロン100°Cの主要メンバーとして活躍する他、舞台のみならず、映画、ドラマにも幅広く出演する三宅弘城。佳純の妹で、産婦人科医と結婚し現在妊娠中の・篠原睦美を演じるのは、昨年話題となった映画『サマーフィルムにのって』で主演を務めた伊藤万理華。佳純の祖母で、佳純、純一、菜摘と共に暮らす・蘇畑宮子を演じるのは、コメディからシリアスな役柄で、舞台、映画、ドラマ、声の出演など、幅広く活躍している田島令子。その他にも佳純の小学校時代の同級生・八代剛志役に前原滉、母に無理やり連れられたお見合いで出会う男・木暮翔役を伊島空が演じる。