ブラピのスタントを担当してきたリーチ監督が語る
『ブレット・トレイン』デヴィッド・リーチ監督×ブラッド・ピットのインタビュー映像が公開
2022.08.19 18:00
(c)ソニー・ピクチャーズ
2022.08.19 18:00
9月1日(木)公開される映画『ブレット・トレイン』からデヴィッド・リーチ監督とブラッド・ピットのインタビュー映像が公開された。
伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督でハリウッド映画化したミステリー・アクションとなる本作。
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りることだった。簡単な仕事のはずが次から次へと乗ってくる身に覚えのない9人の殺し屋たちに命を狙われ、降りたくても、降りられない。最悪な状況の中で、列車はレディバグを乗せたまま終着点・京都に――。やがて明らかになっていく、殺し屋たちの過去の因縁。そして終着点で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デスと対峙したとき、思いもよらぬ衝撃の展開が待ち受ける。
この度、公開されたのはブラッド・ピットが脚本を読んだ際、「世界にはこれが必要だ」と思わず叫んだと明かす、運命のような出会いから始まったデヴィッド・リーチ監督との2ショットインタビュー映像。
『ファイト・クラブ』(1999年)、『Mr.& Mrs.スミス』(2005年)、『トロイ』(2004年) など過去、数々の作品でピットのスタントを務めていたという、デヴィッド・リーチ監督。まず、二人の関係性について質問を受けた彼らは「良い循環のような関係で……」とピットが言いかけると「運命だ」と素早くリーチ監督は反応。「そう、運命だ」とピットも同意し、「彼の仕事ぶりを遠くから見ていたんだけど、クールでエネルギッシュな独自のスタイルを確立した、それがとても印象的だった」「でも今の関係性といえば、彼が監督だからね。僕は仕える立場、つまり彼がボスさ」と笑顔で答えた。
スタントマンのキャリアを経て、監督になったリーチ監督。その経緯について、スタントマンとして出演した大作映画『ファイト・クラブ』で主人公を演じたエドワード・ノートンとデヴィッド・フィンチャー監督の見事なコラボレーションを目の当たりにしたことが大きかったこと、加えて「ブラッドのスタントを世界各地で務めて、最高の役者のスタントはものすごく勉強になった」と言う。「映画製作に携わる者として多くを学んだ。それで火が付いて彼(ピット)には短編を撮るんだと報告してた」と明かし、そんな彼に対してブラッドは「頑張れよって感じ笑 監督になりたいヤツが、また1人増えたと」愛すべき茶々を入れる。
本作の脚本を手にしたのは「ロックダウンに入って、4〜5カ月ぐらい過ぎた頃だった」と言う。「みんな気がめいってきて世界中がうつ状態のようだった。そして本作の脚本を読んだ。この友人とは、つながっていたからね。脚本を読んで、大声で笑ってしまったよ」そして「バッド・バニーのシーンまで読んでこう言った、“世界にはこれが必要だ”と」「そこからは話がとんとん拍子に進んだね」と参加したきっかけを明かす。
ほか、列車の車窓から見えるユニークな日本のイメージを実現するためにとった撮影手法や、登場人物たちそれぞれの「運命の旅として」表現するために撮った<フラッシュバック>についてなどの想いを語っている。