今泉力哉監督がオファー理由と楽曲の魅力をコメント
Homecomingsが杉咲花主演ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』の主題歌担当、新アー写も公開
2025.12.26 06:00
2025.12.26 06:00
Homecomingsの新曲「knit」が、日本テレビ系にて1月14日(水)22時からスタートする杉咲花主演ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』の主題歌に決定した。
ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』は、これまでの経験から人を好きになることにどこか怖れを抱く主人公・土田文菜(杉咲花)が「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいくというストーリー。本日12月26日(金)に解禁された予告映像で主題歌「knit」を聴くことができるほか、Homecomings福富優樹(Gt)と監督・脚本を務めた今泉力哉からの楽曲に関するコメントも到着している。
また、先日の福田穂那美(Ba/Cho)の卒業に伴いHomecomingsの新たなアーティスト写真も公開。なおバンドは来年2月10日(火)から全国9都市をまわるツアーも決定しており、ファイナルは3月18日(水) に東京・LIQUIDROOMにて行われる。
福富優樹(Homecomings)コメント
今泉さんから受け取った気持ちと台本を読みながら、”それをしないことも含めた色んなかたちの恋愛”、そして”性別を限定しないシスターフッドのようなつながり”、をテーマに歌詞を書きました。彩加さんがつけてくれたメロディーには、冬と春のはじまりの頃に現れる日差しの角度や暖かさ、しぶきのような愛おしさがつまっていてとても大好きです。
『愛がなんだ』と「Cakes」のように、「knit」という曲もこの作品にそっと寄り添ってくれるような気がしています。みなさんの暮らしのなか、ふとした瞬間にもこの「knit」が少しでも頼りになればいいなと、思っています。
今泉力哉(監督・脚本)コメント
去年の秋くらいからずっとこの作品の脚本と向き合ってきました。当初は恋愛ものにするのかどうかも決まっていなくて、でも、いろいろな経緯があってやっぱり恋愛にがっつり向き合ったものを書くことにしました。執筆しながら頭の中に浮かんだいくつかの楽曲やアーティストたち。さまざまなアーティストの曲が劇中にも流れますが、主題歌を書き下ろしてほしいと思ったのはHomecomingsでした。映画『愛がなんだ』でご一緒して、また昨年もとある仕事でご一緒して。いつも思うのは、その寂しさと温かさ、そして人懐っこさと冷たさの同居です。音楽のことはよくわからないのですが、そこには必ず<寂しさ>と<諦念>があって。そして<決めつけないことを選び続ける確固たる視座>があって。今作が恋愛ものになった時、どうしてもそのあたり(=恋愛ってすごく曖昧なもので決めつけようと思ったら途端に嘘になる。あわいにこそ大切なことがある。)を理解してくれる方々がいいなと思って。きっとホムカミなら自分が言葉にできない部分を掬い取って表現してくれると思い、ご依頼しました。ぜひみなさんも「knit」聴いてみてください。ドラマとともに。楽曲単体でも。私は少しだけ体温があがりました。自分のダメさやだらしなさを許された気がして。あったかくて寂しくて。
