児山隆監督が引き出した主演2人の“新たな一面”とは?
映画『万事快調』本編映像解禁、南沙良×出口夏希×吉田美月喜がアドリブ合戦で化学反応を見せる
2025.12.23 12:00
©︎2026「万事快調」製作委員会
2025.12.23 12:00
南沙良と出口夏希がW主演を務め、2026年1月16日(金)に公開される映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の本編映像と新場面写真3点が解禁された。
本作は第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅による同名小説の映画化。未来が見えない町に暮らす女子高生たちが夢を叶えるため同好会「オール・グリーンズ」を結成し、一攫千金を狙って禁断の課外活動を始める姿を描く。監督を『猿楽町で会いましょう』の児山隆が務め、劇中の音楽はヒップホップトリオDos Monosのフロントマンである荘子itが担当。主題歌にはクリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TANの書き下ろし楽曲「Stranger」が決定しており、映像と音楽の化学反応が映画に彩りを与える。
W主演の一人である南沙良が演じるのは、ラッパーを夢見ながらも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)。もう一人の主演・出口夏希は、陸上部のエースでありながら家庭に問題を抱える映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)を演じる。さらに、二人と共に同好会「オール・グリーンズ」を結成する岩隈真子役で吉田美月喜が出演するほか、羽村仁成、金子大地、黒崎煌代といった旬のキャストが集結した。
今回解禁された本編映像は、人生の一発逆転を狙う朴秀美(南沙良)、矢口美流紅(出口夏希)、岩隈真子(吉田美月喜)たちが東海村の荒廃した海辺で夢を語るシーンを切り取ったもの。決して綺麗とは言えない海辺を背景に彼女たちがラッパー、映画監督、漫画家という「将来なりたい自分」について語り合うこの場面は長回しで撮影されたという。

撮影にあたり児山監督は演技に対して細かくは指示せず俳優たちに委ねるスタイルを採用し、映画には多くのアドリブが含まれている。監督は「南さんは過去のインタビューで『芝居の中で人から受けたものを大事にしている』という話をしていたんです。今回はそれも尊重しつつ、南さんが無意識にでも共演者に与える側になれば彼女の新しい一面が出せるんじゃないかなと思いまして。なので今回は、南さんにこれまでと違うフレッシュな感情で芝居をしてもらえるよう意識していました。一方の出口さんには、役の空気感が出せるように、とにかくのびのびと楽しくやってもらっていました」と語っており、キャストたちの化学反応によるそれぞれの新たな一面を垣間見ることができる。
