咲耶、岬あかり、田中麗奈らの“愛と性”にフォーカス
映画『星と月は天の穴』綾野剛演じる小説家が女たち5人に翻弄されるスペシャル本編映像解禁
2025.12.18 19:00
©2025「星と月は天の穴」製作委員会
2025.12.18 19:00
12月19日(金)に公開される綾野剛主演映画『星と月は天の穴』の新たな本編映像が解禁された。
監督・脚本は、『花腐し』(23)などで“愛と性”を描き観る者の情動を掻き⽴ててきた荒井晴彦。原作は芸術選奨文部大臣賞を受賞した吉行淳之介の同名小説で、“愛されたい”願望をこじらせる40代の小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜつつ綴っていく。
主人公は過去のトラウマから“愛する”ことや“愛される”ことを恐れながらも、心と体の矛盾に揺れる小説家・矢添克二。矢添は、離婚によって心に空いた穴を埋めるように娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り軀を交え日々をやり過ごしながら、執筆中の恋愛小説の主人公“A”に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を探求していた。ところがある日、大学生・瀬川紀子(咲耶)との運命的な出会いをきっかけに矢添の日常と心は揺さぶられていく。
解禁されたスペシャル動画には、矢添を様々な形で翻弄する5人の女性たちが登場する。1人目は矢添と画廊で偶然出会った大学生・瀬川紀子。“粗相”がきっかけで矢添と情事に至った後、紀子はいきなり自宅に電話をかけたり部屋を訪れたりと彼の日常に足を踏み入れていく。そうして矢添と体を重ねていくうちに紀子は女性としての欲望に目覚めていき、次第に2人の関係性にも変化が訪れる。なお個性派俳優の広田レオナを母、吹越満を父に持つ咲耶はオーディションでヒロイン・紀子役を勝ち取った。

2人目は、田中麗奈演じる娼婦・千枝子。愛をこじらせている矢添に淡々と寄り添う一方で、矢添の一番の理解者でもある千枝子の姿は切なくも軽やかで、咲耶演じる紀子とある種対照的な人物像となっている。千枝子が持つ矢添へのある種の愛と諦念、複雑な女心の内は物語に大きな影響を与えていく。

3人目は矢添が執筆する小説に登場する女子大生の“B子”。20歳も年下である彼女の躰に、“A”は次第にコンプレックスを抱いていく。B子を演じるのは、2歳で子役デビューし『JIN-仁-』(09/TBS)や『ハガネの女』シリーズ(10〜11/EX)などTVドラマを中心に活動する岬あかり。次第にAの心と体の矛盾を凌駕するように“女”として目覚めていくB子の様子は、スクリーンに強いインパクトを残している。

4人目は矢添と千枝子の関係に変化をもたらす、娼家「乗馬倶楽部」の“新人の女”。俳優の養成所に通っているという彼女との出会いをきっかけに、矢添は小説の中の“B子”に彼女を重ねていく。この“新人の女”を、AV女優として圧倒的な透明感と大胆さをもち、荒井組には『花腐し』に続く参加となったMINAMOが演じている。

そして5人目は、圧倒的な存在感でスクリーンに登場する娼家「乗馬倶楽部」の女主人。恋愛の酸いも甘いも噛み分け、矢添の迷いや千枝子の焦りに少しだけスパイスを加えるようなこの人物を『四畳半襖の裏張り』(73)や『赫い髪の女』(79)などに出演し、日活ロマンポルノを支えた宮下順子が演じている。

映画『星と月は天の穴』場面写真 ©2025「星と⽉は天の⽳」製作委員会
