2025.11.07 07:00
©︎北方謙三/集英社 ©︎2026 WOWOW/NTTドコモ
2025.11.07 07:00
2026年2月15日(日)からWOWOWで放送がスタートする連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』の新キャストが解禁。また、本作がWOWOWオンデマンドに加え、NTTドコモが提供する「Lemino」でも同時配信されることが決定した。
シリーズ累計発行部数1160万部を超える巨匠・北方謙三による大河小説『水滸伝』を映像化した本作は、日本ドラマ史上“規格外”のスケールで描く叛逆の群像劇。腐敗した世に抗う“はみ出し者”たちの闘いを、現代にも通じる「理不尽な権力への怒り」や「仲間との絆」とともに前代未聞のスペクタクルで描き出す。
腐敗がはびこる世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江(そうこう)。彼が記した“世直し”の書『替天行道』は時代に抗う者たちの心を震わせ、裏社会に⽣きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちを旗のもとに集結させた。戦う理由は違えど、信じる者のために集結した人数は108人。彼らは理不尽な時代を変えようと、命を懸けて国家という巨大な敵に挑む。
これまで発表されたキャストでは、主人公・宋江役の織田裕二をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠ら豪華キャストが集結。そして本日、宋江らとともに拠点となる自然の要塞・梁山泊(りょうざんぱく)を支える主要メンバー27名を演じるキャスト陣が一挙解禁された。
主人公・宋江の右腕として梁山泊の同志集めに奔走する僧侶・魯智深(ろちしん)を演じるのは、映画『キングダム大将軍の帰還』(24)や大河ドラマ『光る君へ』(24)などで存在感を放ってきた金児憲史。本作では徹底した肉体改造を行い、出会う者たちの心を次々と動かしていく魯智深を体現する。

強靭な肉体と猛々しい闘争心を持つも、心技ともに未完成な荒くれ者・“九紋竜”史進(ししん)を演じるのは木村達成。九つの竜の刺青を持つ史進は、やがて運命的な出会いを経て苦しみながらも成長を遂げていく役どころとなるが、本作では木村が映像と舞台で磨いた確かな表現力で葛藤と覚醒、そして躍動として若き戦士の成長譚を鮮やかに体現する。

梁山泊においても、特に危険極まりない役割を担う特殊部隊・致死軍の総隊長・公孫勝(こうそんしょう)役を任されたのは白洲迅。死を恐れず、暗闇に紛れて敵陣をかく乱し、奇襲を仕掛ける精鋭たちを率いる指揮官として命を懸けて仲間を鼓舞し導く雄姿をミステリアスに演じる。

同じく致死軍の部隊長を務める石秀(せきしゅう)役は濱田龍臣。2026年に大河ドラマ『豊臣兄弟!』の出演を控え、25歳ながらも豊富なキャリアを誇る濱田は、本作では心優しき致死軍隊長として公孫勝とともにいかなる危険にも立ち向かっていく。

梁山泊の資金源である塩の密売・運搬に携わり、漁師として培った経験を武器に水上でも活躍する阮小五(げんしょうご)を演じるのは加藤清史郎。子役出身として豊富なキャリアを持ち、近年も『ドラゴン桜 第2シリーズ』(21)や『放送局占拠』(25)など話題作で存在感を示す加藤が真っ直ぐな芝居で阮小五を作り上げ、梁山泊の闘いを力強く支える。

素手で闘って勝てる人間はいないほど強く、“虎殺し”として名を馳せる武松(ぶしょう)を演じるのは伊藤健太郎。同志集めの宋江の旅に同行し、迫り来る数々の危機から仲間を守る役どころで、『今日から俺は!!劇場版』(20)や大河ドラマ『光る君へ』(24)などで存在感を示した実力派が、本作では剛力と深い心の傷を併せ持つ青年役に挑む。

表の顔は大商人でありながら、裏では塩の密売(闇塩)を行い梁山泊の経済基盤を支える盧俊義(ろしゅんぎ)役には宇梶剛士。日本が誇るベテラン俳優の一人として出演作は数知れず、長きにわたって日本エンタテインメント業界を支え続けてきた名優が貫禄あふれる演技で観る者を魅了する。

盧俊義の従者として梁山泊の資金作りを支える、体術の達人・燕青(えんせい)を演じるのは山中柔太朗。映画『あたしの!』(24)、『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)、『君がトクベツ』(25)など話題作に立て続けに出演する山中はダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても知られ、本作では梁山泊の一員としてしなやかな強さと存在感を放つ新境地を見せる。

さらに、梁山泊の軍師として優れた知略を発揮する呉用(ごよう)役に野間口徹、医術以外興味のない偏屈な天才医師・安道全(あんどうぜん)役に金田哲、元盗人で安道全の親友・白勝(はくしょう)役に柄本時生、梁山泊の頭領の一人である宋江の弟・宋清(そうせい)役に上地雄輔、食堂と妓楼の主人でありながら密かに梁山泊を後方支援する曹正(そうせい)役に和田正人、梁山湖畔の料理屋の主・朱貴(しゅき)役に高橋和也が決定。また、今回の発表では上記に加え梁山泊を支える残り13名のキャストも新たに明らかになっており、長いキャリアを持つ経験豊富な俳優から勢い盛んな若手キャスト、そして貫禄あふれるベテラン陣まで、怒涛のスケールと緻密な人間ドラマが交錯する本作にふさわしい個性豊かな27名が梁山泊に集結した。
ほかキャラクター/キャスト一覧
・薛永(せつえい/薬草研究に取り組む薬師):川島潤哉
・時遷(じせん/忍びの技に長けた間者頭):有蘭芳記
・阮小二(げんしょうじ/阮小五の兄で塩の密売に携わる):生田拓馬
・阮小七(げんしょうしち/阮小五の兄で塩の密売に携わる):林優大
・湯隆(とうりゅう/梁山湖の砦の鍛冶屋):嶋尾康史
・陳達(ちんたつ/少華山・賊徒の頭領の一人):市川知宏
・朱武(しゅぶ/少華山・賊徒の頭領の一人):朝井大智
・楊春(ようしゅん/少華山・賊徒の頭領の一人):酒井大成
・孔明(こうめい/顔に大きな傷のある歩兵隊長):栄信
・孔亮(こうりょう/特殊部隊・致死軍 部隊長):嘉島陸
・雷横(らいおう/宋江を慕う地方軍将校):池田努
・朱仝(しゅどう/長い髭が特徴の地方軍将校):浜田学
・索超(さくちょう/騎馬隊の副官):ヤマダユウスケ
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』場面写真 ©︎北方謙三/集英社 ©︎2026 WOWOW/NTTドコモ
