ライバル役にはデフリンピック日本代表の川口功人
ティモシー・シャラメが主演最新作で天才卓球選手に、A24製作『マーティ・シュプリーム』3月公開
2025.11.06 12:00
©Courtesy of A24
2025.11.06 12:00
アカデミー賞主演男優賞に2度ノミネートされ、ハリウッド若手俳優で一番の人気を誇るティモシー・シャラメ主演最新作『マーティ・シュプリーム』（原題：Marty Supreme）の日本公開が2026年3月に決定した。
本作は1950年代のNYを舞台に、実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得た物語。卓球人気の低いアメリカで世界を夢見る天才卓球プレイヤーのマーティ・マウザーは、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加するための資金を稼ぐ。ロンドンで行われた世界選手権で日本の選手に敗れたマーティは、次回日本で行われる世界選手権へ参加して彼を破り世界一になるために、ありとあらゆる方法で資金を稼ごうとする。
監督は、『アンカット・ダイヤモンド』（19）で批評家から絶大な評価を受け、クリティクス・チョイス・アワードで監督賞にノミネートされたジョシュ・サフディ。これまで弟のベニー・サフディとともにサフディ兄弟として監督してきたが、本作が『The Pleasure of being Robbed』（08・日本未公開）以来の単独監督作となる。
『君の名前で僕を呼んで』（17）、『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』（24）でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメが演じるのは、資金稼ぎのため口八丁手八丁で周りの人をやりこめていく、最高にチャーミングな“最低男”マーティ。先日行われたNY映画祭でサプライズプレミア上映が行われ、「ティモシーのキャリアで最高の演技！」と絶賛の声がSNSで飛び交った。
また、『アベンジャーズ／エンドゲーム』（19）以来、映画には『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』（22）に声で出演したのみのグウィネス・パルトロウも登場。実に6年ぶりのスクリーン復帰となる本作で、引退したアメリカの有名女優ケイを演じる。そのほか、マーティの友人役としてグラミー賞受賞アーティストのタイラー・ザ・クリエイターが初演技に挑戦。マーティの恋人役にオデッサ・アザイオン、ケイの夫でインク会社の社長ミルトン役をケビン・オレアリーが務める。
さらに、日本でも撮影がおこなわれた本作に、マーティの最高のライバルとなる日本人選手エンドウ役として東京2025 デフリンピック 卓球日本代表の川口功人（トヨタ自動車）が出演。川口がクライマックスで見せる手に汗握る卓球シーンは、本作の一つの見せ場でもある。
