演出は初タッグの小山ゆうな、妻役の倉科カナら共演陣も発表
稲垣吾郎が大人げない喜劇俳優役で主演、英国発の傑作ラブコメ『プレゼント・ラフター』上演決定
2025.10.21 12:00
2025.10.21 12:00
稲垣吾郎の主演舞台『プレゼント・ラフター』が2026年2月に東京PARCO劇場、3月に京都・広島・福岡・仙台にて上演されることが決定した。
本作は、劇作・俳優・作詞・作曲・映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワード(1899〜1973)による大人のラブコメディ。ノエル・カワードはウィットに飛んだ作風で20世紀英国を代表する劇作家であり、中でも『プレゼント・ラフター』は1942年の初演以来繰り返し上演され、2017年には主演のケヴィン・クラインが3度目のトニー賞を受賞、映画館でも上映された。また、2019年のマシュー・ウォーチャス演出版は、英国ロイヤル・ナショナル・シアターが厳選した傑作舞台をスクリーン上映するプロジェクト『ナショナル・シアター・ライブ』でも取り上げられるなど、初演から80年以上経った今なお注目を集め続けている。
物語の舞台は高級アパートメントの一室。実力とカリスマ性を兼ね備え、誰からも好かれるスター俳優ギャリーは、人気俳優ならではの孤独感と老いへの恐れを抱え、私生活でも演技をしてしまう。まもなく海外ツアーへ出発する彼の元を次から次へと個性的な面々が訪ねて来て、騒動を巻き起こしていく。
主人公のギャリー役には、知的な存在感を放ちながら、感情の機微を繊細に表現し、コメディからシリアスまで幅広く演じ分ける稲垣吾郎。ギャリーの妻役には、透明感と芯の強さを合わせ待ち、リアルな感情表現が持ち味の俳優・倉科カナ。さらに黒谷友香、広岡由里子、浜田信也、桑原裕子ほか、ギャリーを取り巻く個性的な人物を実力派の俳優陣が演じる。
演出を務めるのは、登場人物の心情を丁寧に描くことに定評があり、稲垣とは初タッグとなる小山ゆうな。なお、タイトル『プレゼント・ラフター』にはシェイクスピア由来の「刹那的な喜び」という意味合いも含まれており、深みある大人のラブコメディとなる本作では、軽妙な会話の中に名声や欲望、孤独や葛藤が描かれていく。
稲垣吾郎(主演)コメント
10年ぶりに、新しくなったPARCO劇場に立てること、心待ちにしています。
久々に大人のラブコメディを演じることが今から楽しみです。ぜひご期待ください。

小山ゆうな(演出)コメント
昨年ご一緒した「ワタシタチはモノガタリ」のプロデューサーチームお二人から、長年上演を目指してきた稲垣吾郎さん主演の「プレゼント・ラフター」のお話を伺った時にとてもワクワクしました。
パルコ劇場で、稲垣吾郎さんをはじめ個性あふれる素敵な俳優さんたちと、信頼するクリエイターチームとともに、創作できることを楽しみにしております。
スタッフ・キャスト全員で、多才で、ファッションリーダーで、天才的センスのノエル・カワードから溢れ出たウィットに富んだ作品の魅力を日本のお客様にしっかりお届けできるよう稽古します。