歌舞伎町や現メンバーが初めて音合わせしたスタジオで撮影
クリープハイプの新曲MVを松居大悟が監督、南琴奈出演で『ミーツ・ザ・ワールド』の前日譚を描く
2025.10.20 20:00
「だからなんだって話」MVサムネイル
2025.10.20 20:00
クリープハイプの新曲「だからなんだって話」のミュージックビデオが公開された。
本楽曲は、10月24日(金)に公開される杉咲花主演映画『ミーツ・ザ・ワールド』の主題歌。第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみによる同名小説を映画化した本作では、若者から絶大な支持を集める松居大悟が監督を務め、杉咲花が推しカプに全力の愛を注ぐも仕事と趣味だけで生きていくことへ不安と焦りを感じる27歳の主人公・由嘉里を演じる。また、物語の舞台となる歌舞伎町で由嘉里が出会うキャバ嬢・ライ役で南琴奈、ホスト・アサヒ役で板垣李光人が出演。さらに毒舌な作家・ユキ役を蒼井優、BAR「寂寥」店主・オシン役を渋川清彦が演じる。
今回解禁された主題歌「だからなんだって話」のミュージックビデオは映画と同じく松居大悟が監督を務め、キャストには南琴奈演じるキャバ嬢・ライが出演。ラストは映画本編へと繋がるストーリーとなっており、杉咲花演じる由嘉里と出会う前のライの孤独な日常を描く“エピソードゼロ”的な作品となっている。撮影は映画の舞台となる夜の歌舞伎町やライのマンションで敢行。さらに松居監督はクリープハイプの現メンバーが初めて音を合わせた場所が歌舞伎町のスタジオだったというエピソードを聞き、そのスタジオでも撮影を行った。
ライ役の南は以前からクリープハイプの楽曲を聴いていたそうで、「以前から楽曲を聴かせていただいていたので、映画の音楽を担当してくださると知った時は本当に嬉しかったですし、さらに主題歌のMVに出演させていただけるなんて思ってもいなかったので、お話をいただいた時は飛び跳ねました」と出演オファー時の感動を告白。「目の前で演奏を聴けるというなんと贅沢な経験をさせてもらいました。感激です!」と撮影時の興奮も明かした。
さらに、映画撮影から約1年後に再びライを演じたMVを見て「由嘉里と出会う前のライの生活が描かれていて、普段ライがどんなことを感じて、どんなことを考えて生活しているのかを想像しながら撮影をしていたのですが、出来上がったものを見て「由嘉里と出会ってからのライはきっと楽しかったんじゃないかな」と思ったりしました」とライの感情に思いを馳せた。松居監督も「1年ぶりにライさんに会えて、懐かしいというよりもなんだか嬉しかったです」と喜びを語っている。
また、主題歌「だからなんだって話」は10月15日(水)より配信シングルとしてリリースされている。なお、クリープハイプの尾崎世界観が原作者の金原ひとみと映画本編にカメオ出演していることも明らかになった。
コメント全文
南琴奈(ライ役)
以前から楽曲を聴かせていただいていたので、映画の音楽を担当してくださると知った時は本当に嬉しかったですし、さらに主題歌のMVに出演させていただけるなんて思ってもいなかったので、お話をいただいた時は飛び跳ねました。
沢山のご縁に本当に感謝です!
撮影場所はライのマンションや夜の歌舞伎町だったのですが、その場所に行くと映画撮影当時の空気感が蘇ってきて、懐かしい感覚になりました。
映画の撮影から一年後にこのような形で再びライとして戻って来れて嬉しかったです。
今回のMVでは、本編につながるエピソードゼロとして、由嘉里と出会う前のライの生活が描かれていて、普段ライがどんなことを感じて、どんなことを考えて生活しているのかを想像しながら撮影をしていたのですが、出来上がったものを見て「由嘉里と出会ってからのライはきっと楽しかったんじゃないかな」と思ったりしました。映像もすごく綺麗で素敵でした。
MVの中でクリープハイプさんともご一緒させていただいて、目の前で演奏を聴けるというなんと贅沢な経験をさせてもらいました。感激です!
お久しぶりに松居監督や映画のスタッフの皆さんとご一緒できて、安心感に包まれながらの撮影でした。
松居大悟監督
4年ぶりにクリープハイプのMVを監督しました。いつだってクリープとの制作は緊張感が伴い、本作のアイデアに至るまでもだいぶ難産でした。
でも、ずっとクリープハイプでこんなMVがあったらいいな、と思っていたような作品になったので、沢山見てほしいです。
『ミーツ・ザ・ワールド』は由嘉里とライが歌舞伎町で出会う所から始まる物語で、クリープハイプも現メンバー4人で初めて音を合わせたのが歌舞伎町のスタジオなんだよ、と尾崎くんが教えてくれたので、そのスタジオで撮影することができました。
そして、1年ぶりにライさんに会えて、懐かしいというよりもなんだか嬉しかったです。