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君嶋彼方が坂下雄一郎監督に映画化を託した理由も明らかに

芳根京子×髙橋海人が一瞬の表情に込めた複雑な機微、映画『君の顔では泣けない』新場面写真解禁

2025.10.11 12:00

©2025「君の顔では泣けない」製作委員会

2025.10.11 12:00

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11月14日(金)に公開される芳根京子主演、髙橋海人共演の映画『君の顔では泣けない』から新たな場面写真が解禁された。

本作の原作は、2021年9月に発売されると第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど瞬く間に話題となった君嶋彼方によるデビュー作。数々の名作を世に送り出してきた“入れ替わりもの”に、“15年も入れ替わったまま”という独自の設定を加えた新たな物語となる。

今回が初共演となる芳根京子と髙橋海人が演じるのは、入れ替わってしまう坂平陸と水村まなみ。さらに、今後の活躍に期待が高まる西川愛莉と武市尚士が高校生時代の陸とまなみをフレッシュな魅力で表現。そして話題沸騰の注目俳優・中沢元紀、前原滉、林裕太がそれぞれ入れ替わる2人に密接に関わるキーパーソンを演じ、大塚寧々、赤堀雅秋、片岡礼子、山中崇が陸とまなみの両親役として物語を支える。監督は『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎が務め、リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていく2人の時間を切なく、そして瑞々しく描き出す。

今回解禁されたのは、芳根演じる陸と髙橋演じるまなみ、“入れ替わり”を経験する2人の人生の岐路での一コマを捉えた場面写真。それぞれが車の中で自分の“本当の想い”と向き合う一連のシーンなど、意味深な表情が印象的に切り取られている。

映画『君の顔では泣けない』より陸を演じる芳根京子

“入れ替わり”というとどこかコミカルな作品の印象が強いが、原作者である君嶋が本作を執筆したきっかけは、“入れ替わり”というテーマに興味を抱いた時に「実際にそうなった場合、本人たちはこの上なく大変なのではないか」と考えたことだった。「肉体的なこともそうですが、友人や家族はもちろん、本来の自分自身として会えない状況になるわけだから、もっと悩んだり苦しんだりするはず。自分だったらどうするか、なるべくシリアスに向き合って、真剣に書きたいと思いました」と言う君嶋は、数ある映画化のオファーの中からコメディタッチにしないという坂下監督のスタンスを聞き、「作品を理解してくださっていると感じ、坂下監督に託そうと思いました」と語る。

まなみを演じる髙橋海人

また、陸とまなみを演じた芳根と髙橋は、互いの人生を歩んでいることで自分の身に起きる出来事に素直に反応することができず、常に葛藤や迷い、戸惑い、切なさなど様々な感情を抱く様子を細やかに演じ切った。プロデューサーの小西はこの2人について、「2人はあまりにも自然で見落としてしまいそうな細かな動きやしぐさまで、陸とまなみという役をただただ生きていただきました。お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います」と自信を覗かせる。普段は明るい笑顔を見せて入れ替わった人生を歩んでいながらも、ふとした時に垣間見える一瞬の表情は、その胸の内に様々な感情を内包していること感じさせる。

『君の顔では泣けない』場面写真 ©2025「君の顔では泣けない」製作委員会

全ての画像・動画を見る(全5点)

作品情報

君の顔では泣けない

©2025「君の顔では泣けない」製作委員会

©2025「君の顔では泣けない」製作委員会

君の顔では泣けない

2025年11月14日(金)全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:芳根京子 髙橋海人
西川愛莉 武市尚士
中沢元紀 林裕太/石川瑠華 前野朋哉/前原滉 ふせえり
大塚寧々 赤堀雅秋 片岡礼子 山中崇

原作:君嶋彼方『君の顔では泣けない』(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:Inyoung Park
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

1997年2月28日生まれ、東京都出身。
2013年、ドラマ「ラスト・シンデレラ」で女優デビュー。2015年には1000人以上のオーディションから選出され、TBS「表参道高校合唱部!」でドラマ初主演を務める。2016年NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にヒロインの坂東すみれ役で出演。2019年映画「累ーかさねー」、「散り椿」で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
主な出演作に、映画『記憶屋 あなたを忘れない』(20)、『Arc アーク』(21)、『峠 最後のサムライ』(22)、『カラオケ行こ!』(24)、『雪の花 -ともに在りて-』(25)、ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(25)など。ドラマ「波うららかに、めおと日和」がフジテレビ系にて放送中。6月に舞台「先生の背中 ~ある映画監督の幻影的回想録~」(PARCO劇場)の公演が控える。

1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。
2018年、King & PrinceのメンバーとしてCDデビュー。同年のドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」で初主演を務める。23年のドラマ「だが、情熱はある」では、第116回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞を受賞。
主な出演作に、映画・ドラマ『ブラック校則』(19)、映画『アキラとあきら』(22)、『Dr.コトー診療所』(22)、ドラマ「姉ちゃんの恋人」(20)、「ドラゴン桜」(21)、「未来への10カウント」(22)、「ボーイフレンド降臨!」(22)、「95」(24)、「わが家は楽し」(25)などがある。ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」が7月よりTBS系にて放送開始。

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