共演は平岩紙と相島一之、舞台初挑戦の菊地凛子も
小栗旬×三谷幸喜が舞台で初タッグ、4人のワンシチュエーション会話劇『いのこりぐみ』上演決定
2025.10.08 08:00
©渞忠之
2025.10.08 08:00
三谷幸喜作・演出、小栗旬主演の舞台『いのこりぐみ』が来年1月30日(金)より上演されることが決定し、キャストからのコメントが到着した。
数々の話題作を世に送り出してきた人気脚本家・三谷幸喜書き下ろしの新作となる本作は、登場人物が4人のみのエッジの効いた物語。モンスターペアレントをテーマにしたワンシチュエーションのディスカッション劇で、時に笑いに溢れ、時にスリリングな丁々発止のやりとりが交わされる。
舞台となるのは小学校の教室。放課後、面談のために残っていた二人の教師の元に、ある児童の母親がやってくる。度々学校にクレームを入れるいわゆる“モンスターペアレント”で、息子が担任に嫌われているからその担任を変えてほしいと主張する。そこに当の担任教師も現れて、教師たちは母親と担任の二人から詳細を聞き取り、どうにか解決への糸口を探そうとする。
放課後に残っていた若手教師を演じるのは、三谷が手がけたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にて1年にわたり主役・北条義時を演じた小栗旬。小栗の演劇舞台キャリアは四半世紀以上に及ぶが、今回初めて三谷作・演出の舞台に挑む。モンスターな母親役を演じるのは、舞台初挑戦となる菊地凛子。『鎌倉殿の13人』で義時の3人目の妻・のえを演じるなど誰もが知る大女優だが、初めて挑む舞台のプレッシャーを感じながらも物語をどのようにかき回すかも見どころとなる。さらに、一見平凡そうな担任教師役を平岩紙、ベテランの教頭役を三谷作品の常連ともいえる相島一之が演じる。
出演者コメント
小栗旬
次はぜひ三谷さんの舞台に出たいと思っていました。三谷さんは、笑いを封印した社会派作品をやると仰っていたけど、台本を読んだらしっかりコメディでした(笑)。僕は舞台で日本人の役、それも等身大の現代人をやったことがないので、それだけで楽しみ。ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。
菊地凛子
舞台をやりたいと思ったのは、小栗さんの舞台を観劇したことがきっかけです。役者の皆さんがエネルギッシュにいきいきと生きていて、そこに映像とは違う私の知らない世界があることに気づき、新たな自分を発見できるのではないかと考えました。挑戦です!初舞台、温かく見守っていただけると嬉しいです。
平岩紙
今回、三谷さんの会話劇に素晴らしいキャストの皆さんとじっくり向き合えることが楽しみですし、初めて当て書きしていただいたことも光栄でとても嬉しいです。皆さんと共に楽しみながら創作する余裕を持つのが目標です。
相島一之
ワンシチュエーションで4人芝居。シンプルなだけに、俳優の力が問われる舞台、しびれますね。今、様々な問題のある教育にスポットを当てつつ、どんでん返しやミステリーの要素が加わり、めちゃくちゃ面白い!演劇の原点のような作品になるのではないかと予感しています。