2025.10.03 08:00
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ
2025.10.03 08:00
timelesz原 嘉孝の初主演映画『初恋芸人』の劇場公開日が12月19日(金)に決定し、特報映像と場面写真が一挙に解禁された。
原作は特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家としても活躍する中沢健の作家デビュー作。異色の恋愛小説として多くの文化人から絶賛されると2016年にはテレビドラマ化され、2025年8月からは小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」にてこやま仁によるコミカライズの連載がスタートしている。
原 嘉孝が演じるのは、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばずの売れないピン芸人・佐藤賢治。彼女いない歴=年齢の彼は、妄想の世界で嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきた。そんな佐藤の前に現れたのが、市川理沙(沢口愛華)。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は初めての恋のときめきに満ちていたが、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。
解禁された特報では、原 嘉孝演じる売れない芸人・佐藤賢治が、小劇場で怪獣ネタを披露する姿から幕を開ける。舞台袖で仲間たちが「賢治に彼女ができた?」と囁く中、そこに沢口愛華演じる市川理沙が現れる。「さっきの芸、おもしろかった」と笑顔を向ける彼女に心揺さぶられる賢治。たった一言に心揺さぶられる賢治の背中を映し出すカットに続き〈彼女の笑顔が僕を“ヒーロー”にしてくれた〉という作品を表す言葉が浮かび上がるとラストでは一転、賢治が涙ながらに「僕に何度も嘘をついていたんじゃないですか?」と訴える衝撃的な場面で締めくくられる。残るのは痛みに似た切なさ。その交錯が観る者の胸を強く揺さぶる映像となっている。

©「初恋芸人」フィルムパートナーズ
なお、先日開催された「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」では本作の主演・原 嘉孝が本年新設されたヌーヴェル・エトワール賞のベル・アクトル賞を受賞した。ベル・アクトル賞は近年活躍が目覚ましい俳優に贈られる「ヌーヴェル・エトワール賞」の男性部門となり、この受賞を受けて原本人からの喜びのコメント映像が到着している。