木村拓哉と息の合う姿を見せるメイキング映像も解禁
明石家さんまが『TOKYOタクシー』に声で出演、山田洋次の演出に「私が徹底的にやられるとは」
2025.09.30 07:00
©︎2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
2025.09.30 07:00
明石家さんまが、11月21日(金)より公開される映画『TOKYOタクシー』に声で出演していることが明らかになった。
原作はフランスで初登場1位を記録し、2023年に日本でも公開された映画『パリタクシー』。山田洋次の91作目となる本作には、山田組に欠かせない名女優・倍賞千恵子、『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉に加え、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華俳優陣が集結した。
主人公は85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)と、毎日休みなく働くタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。すみれを東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送ることになった浩二は、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と寄り道を依頼される。そんな“たった1日の旅”が偶然出会った2人の心と人生を大きく動かしていく。

©︎2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
明石家が演じるのは、木村演じるタクシー運転手・浩二の仕事仲間・佐田。ある女性からの依頼を自分の代わりに引き受けてほしいと浩二に頼み込むが、その女性こそ倍賞演じるマダム・すみれであり、浩二とすみれが出会うきっかけを作る重要な役どころ。電話の声のみで陽気でコミカルな人物像を想像させる、まさに明石家にしか演じられない役となっている。
出演オファーがきた時の気持ちについて明石家は「木村さん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました」と憧れだった山田監督作品への参加に即決だったと明かした。また、長年の友人でもある木村との共演について「何度も共演はしているんですが、今回は監督が山田洋次さんなのでちょっと緊張しました」とコメント。さらに、山田監督の演出は厳しかったと語り「徹底的にこだわる方と聞いていたんですが、まさか(監督に)私が徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)」とユーモアを交えて振り返り、演技での苦労を滲ませた。今回声だけの出演にも関わらず、アフレコではなく撮影現場で実際に木村と一緒に掛け合いをしながら収録し、収録の合間には木村と和気あいあいと談笑するなど、芝居でも息の合った様子を見せた。
併せて現場での収録の様子を捉えたメイキング映像も解禁。山田監督から演出を受けて緊張しながらも真剣な表情で挑む明石家や、別室で木村と掛け合いの芝居をする様子が収められている。山田監督からの「もう少し関西弁を抑えて欲しい」というまさかの要望に、「なぜ俺を起用してくれたんや?(笑)」と笑いながらツッコミを入れるが、すぐさま山田監督の意図を汲み取って演技に反映。終始笑いに包まれた現場であったことが見て取れる。また、緊張していた明石家を労うかのように、木村と山田監督が一緒に笑顔で肩を並べるメイキング写真も公開された。
明石家さんま クランクアップコメント全文
・出演の依頼が来た時の気持ち
木村くん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました。
・声の出演で木村拓哉と共演した印象
何度も共演はしているんですが、今回は監督が山田洋次さんなのでちょっと緊張しました。僕、声の出演なんです。顔は映ってないんですけどね(笑)
・山田監督の演出について
厳しかったです。徹底的にこだわる方と聞いていたんですが、まさか(監督に)私が徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)。
・『TOKYOタクシー』を楽しみにしている人へ
TOKYO タクシー面白いです!まだ(撮影は)2シーン目なんですけどね(笑)。(スタッフの皆さん)がんばってください!