2025.09.25 17:00
©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
2025.09.25 17:00
杉咲花が主演を務め、10月24日(金)より公開される映画『ミーツ・ザ・ワールド』より松居大悟監督コメント付き特別映像が解禁された。
第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみによる同名小説を映画化した本作で、監督を務めるのは若者から圧倒的な支持を得る松居大悟。“生きること”についての映画は初挑戦となり、撮影は実際に物語の舞台である歌舞伎町で敢行された。
主演の杉咲花が演じるのは、擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぐも自分のことは好きになれない27歳の主人公・由嘉里。彼女が出会う人々として、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライを南琴奈、既婚者で不特定多数から愛されたいホスト・アサヒを板垣李光人、人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを蒼井優、そして街に寄り添うBAR『寂寥』店主・オシンを渋川清彦が演じる。
解禁されたコメント付き特別映像は、主人公の由嘉里が一念発起して参加する合コンで出会った奥山譲(くるま)との焼肉デートシーン。松居監督は本作を撮る前からくるまに対して「ずっと役者をやってほしかった。奥山役を考えたときにくるまさんを思い浮かべて、めちゃくちゃワクワクした」と胸の内を明かし、さらに今回解禁されたシーンについて、台本もなく喋り続けたくるまに「あんなことできる人はいない!」と大絶賛。主演の杉咲も「セリフとアドリブの境目が全く分からなくなるくらい、自分の思考から生まれてきた言葉のように言葉がつらつらと出てきていて、こんな風にカメラの前に立てる人がいるんだと衝撃だったんですよね。めちゃくちゃ感動して」と、そのアドリブと魅力に引き込まれた様子を明かした。
特別映像の中で解禁された本編シーンでは、奥山が由嘉里とライ(南琴奈)のルームシェアについてなど矢継ぎ早にトークを展開するが、話が入ってこない由嘉里は大好きな擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」の推しカプ「ウルテ」(cv 坂田将吾)と「トモサン」(cv 村瀬歩)の掛け合いを妄想してしまう。やがて、奥山の止まらないトークにしびれを切らした由嘉里が突如立ち上がり「私は腐女子です」と打ち明けると、奥山は動揺しながらも「BLとか…そういうのがお好き?」と問いかける場面が切り取られている。