原作は中沢健の作家デビュー作、国内映画祭での上映も決定
timelesz原嘉孝が映画初主演、彼女いない歴=年齢の売れないピン芸人を演じる『初恋芸人』今冬公開
2025.09.09 07:00
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ
2025.09.09 07:00
timelesz原嘉孝の初主演映画『初恋芸人』が2025年冬に公開されることが発表された。
本作の原作は、特撮番組の脚本やUMA（未確認生物）研究家としても活躍する中沢健の作家デビュー作。異色の恋愛小説として大槻ケンヂ、切通理作、枡野浩一など多くのサブカル関係者ほか児童文学作家の那須正幹や直木賞受賞作家の朱川湊人から絶賛され、2016年にはテレビドラマ化された。さらに、2025年8月から小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」でこやま仁によるコミカライズの連載もスタートしている。
主人公は売れないピン芸人の佐藤賢治。怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばずで彼女いない歴＝年齢の彼にとって、嫌な相手を怪獣に見立て自分をヒーローとして戦わせるという妄想の世界だけが居場所だった。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言う彼女との時間は初恋のときめきに満ちていたが、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま市川から距離を置かれてしまう。
映画初主演で芸人役を演じた原は「芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します」と、その苦労を語る。なお原は本作の撮影当時まだtimeleszに加入しておらず、いち俳優として初主演に抜擢され、その後「timelesz project -AUDITION-」を経てデビューを果たした。メガホンを執るのは、映画『獣手』で第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭や第28回タリン・ブラックナイト映画祭など国内外映画祭で受賞経験をもつ夏目大一朗。本作では監督と脚本を務める夏目は、原に対して「いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった」と感謝を表した。また、原を主人公役に決めた本作の企画・プロデュースの小浜圭太郎は「原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました」と映画初主演でありながら、座長としての振る舞いに感心させられたと語っている。
さらに、本作は全国公開に先駆けて9月13日(土)から開催される「しまなみ映画祭」と10月17日(金)から開催される「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭 2025」にて特別上映が決定。上映スケジュールはそれぞれの映画祭サイトにて確認することができる。
原嘉孝（佐藤賢治役） コメント全文
主人公のピン芸人、佐藤賢治を演じました。
賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の「何者でもないもの」の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております！是非お楽しみにしていてください！
夏目大一朗（監督・脚本） コメント全文
中沢健の小説「初恋芸人」に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。「この物語は僕が映像化するしかない」と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください。
小浜圭太郎（企画・プロデュース） コメント
「初恋芸人」は、恋の喜びと切なさをユーモアで彩った物語です。原嘉孝さんの真心こもった演技が、純粋な恋と夢を鮮やかに描き出します。東京と広島での撮影中、原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました。原さんのピュアな魅力が爆発した初主演映画、ぜひ劇場で体感してください！
