制作陣が長編映画初出演の2人を抜擢した意図とは？
『ミーツ・ザ・ワールド』令和ロマン・くるま＆加藤千尋の場面写真解禁、和やかなメイキングも
2025.09.04 17:00
©金原ひとみ／集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
2025.09.04 17:00
10月24日(金)より全国公開される松居大悟監督、杉咲花主演の映画『ミーツ・ザ・ワールド』の新たな場面写真とメイキング写真が解禁された。
原作は、第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみの同名小説。物語の主人公は、擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって不安と焦りを感じて婚活を始めるが、参加した合コンで惨敗。歌舞伎町で酔いつぶれていたところ、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライに助けられ、そのままルームシェアを始めることになる。やがて既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく。そんな日々の中でもライのことが気がかりな由嘉里は、ライと元恋人との再会を試みる。
キャストには、主人公の由嘉里を演じる杉咲花に加え、希死念慮を抱えた美しいキャバ嬢・ライ役に南琴奈、既婚者で不特定多数から愛されたいホスト・アサヒ役に板垣李光人が集結。また、人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを蒼井優、街に寄り添うBAR『寂寥』店主・オシンを渋川清彦が演じる。
今回解禁されたのは、長編映画初出演となる令和ロマンのくるまと元BiSHの加藤千尋の登場シーンを捉えた場面写真とメイキング写真。由嘉里の焼肉デート相手・奥山譲という大役を担ったくるまの場面写真は、紙エプロンを着用し、思いを馳せるような表情で由嘉里にトークを披露する瞬間を捉えている。また、由嘉里の同僚であり、由嘉里と奥山のキューピッド的存在の高藤恵美を演じた加藤千尋のメイキング写真として、松居監督と打ち合わせをする姿や、自身が描いた松居監督の似顔絵との2ショットといった和やかな撮影裏が公開された。
主人公の由嘉里が歌舞伎町で様々な人に出会う、現代版“不思議の国のアリス”のような本作。作品性にちなみ、「杉咲さんにもミーツ・ザ・ワールドしてもらいたい」という制作陣の意図から、映画畑に縛られないキャスティングが実現した。
映画『ミーツ・ザ・ワールド』場面写真＆メイキング写真 ©金原ひとみ／集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
