映像には主演クリステン・スチュワートらのメッセージも
A24製作『愛はステロイド』女性たちの愛が殺人を暴発させる“ロマンス編予告”解禁
2025.08.03 12:00
© 2023 CRACK IN THE EARTH LLC; CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
2025.08.03 12:00
A24製作映画『愛はステロイド』(原題︓『LOVE LIES BLEEDING』)が8月29日(金)から公開されることが決定し、新たな予告編が解禁された。
本作は、『ミッドサマー』『関⼼領域』など観る者の⼼に焼き付いて離れないジャンルレスな映画を数々⼿掛けてきたスタジオA24が新たに贈る規格外のクィア・ロマンス・スリラー。⼤胆で⽰唆に富んだストーリーテリングや刺激的な演出、そして俳優陣の化学反応が各所から絶賛され映画批評サイトRotten Tomatoesでは94%フレッシュ(※)という⾼評価を獲得した。また、ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に44ノミネートを果たし第74回ベルリン国際映画祭にも出品され、『ピンク・フラミンゴ』(72)などで知られるジョン・ウォーターズ監督は“2024年最⾼の映画”として本作を挙げている。
メガホンをとるのは、『セイント・モード/狂信』(19)で⻑編映画デビューを果たし映画の常識を打ち砕いて世界に衝撃を与えた新鋭ローズ・グラス。官能的なクィア・ロマンスに退廃的なフィルム・ノワール、デヴィッド・クローネンバーグを想起させるボディ・ホラー、そしてデヴィッド・リンチが愛するシュールレアリズムまで、あらゆるジャンルを横断する衝撃作を完成させた。
舞台は1989年のアメリカ・ニューメキシコ。トレーニングジムで働く主人公・ルーは、夢を叶えるためラスベガスに向かう“流浪の”ボディビルダー・ジャッキーに夢中になる。2人は恋に落ちるが、町の裏社会を仕切るルーの父親をはじめ、ルーの家族が抱える闇に巻き込まれていく。
⽗親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられない⼥性・ルーに扮するのは、名優クリステン・スチュワート。ボディビルダー・ジャッキーを、かつてボディビル選手として活躍し『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(25)にも出演するケイティ・オブライアンが演じる。さらに、エド・ハリスをはじめジェナ・マローンやアンナ・バリシニコフなどの実⼒派キャストが、これまでのイメージを打ち砕く役に挑戦した。
今回解禁された“ロマンス編予告”は、ルーを演じたクリステン・スチュワート、ジャッキーを演じたケイティ・オブライアン、そして監督のローズ・グラスのウィットに富んだメッセージから始まる。クリステンが「レズビアン俳優のクリステン・スチュワートです」と⾃⾝を紹介すると、続く監督も「バイセクシュアル監督のローズ・グラスです」と⾃⼰紹介し「ぜひ観てください」と本作をアピール、クリステンは「これは命令よ」と言い添えた。
続いて映るのは、ボディビルコンテストを控えたジャッキーの肉体に見とれるルー。運命的な出会いの瞬間から2人は惹かれ合い、ルーはジャッキーにステロイドを薦める。激しく愛しあう2人だが、姉に暴⼒をふるう義弟と、凶悪犯罪を繰り返しながら警察をも⽜⽿っている⽗に翻弄され窮地に⽴たされるルー。ジャッキーはステロイドで⾝体を⽇に⽇に増強させ、ある⽇ルーに代わりルーの家族を制裁する。お互いのために⾏動したはずの2⼈はあっという間に犯罪に巻き込まれ、逃げることすらできなくなっていく。併せて2点の場面写真も解禁されており、いずれも互いを求めあうジャッキーとルーを俯瞰で捉えている。

© 2023 CRACK IN THE EARTH LLC; CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
※2025年6⽉3⽇時点の批評家スコア