2025.07.24 08:00
©︎2025「おーい、応為」製作委員会
2025.07.24 08:00
10月17日(金)に公開される長澤まさみ主演映画『おーい、応為』の本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。
本作は、江戸時代に活躍した破天荒な絵師・葛飾北斎の娘かつ弟子で「美人画は北斎をも凌ぐ」と言われた画才を持った女性絵師・葛飾応為の人生を描いた物語。監督・脚本は『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』などで人間の奥行きを繊細に描いてきた大森立嗣が担当し、長澤まさみとは『MOTHER マザー』(20)以来の再タッグとなる。
本作で時代劇初主演を飾る長澤まさみが葛飾応為役を演じ、応為の父・葛飾北斎役を永瀬正敏、応為の気心知れた友人の善次郎(渓斎英泉)役をKing & Princeの髙橋海人が演じる。さらに、応為を取り巻く人物として大谷亮平、篠井英介、奥野瑛太、寺島しのぶら実力派キャスト陣が集結し、知られざる天才絵師・応為の物語に彩りを与える。
お栄(応為)と父・北斎の怒鳴り合いから始まる予告編には、バツイチで実家に戻り父と小汚い長屋で暮らす姿や、よき理解者である善次郎との友情を育む様子が収められている。父であり師でもある北斎の元で絵を学ぶ彼女の才能は父親ゆずりで、天才と言われた北斎も目を見張るほどだった。口は悪いけれど自分の心には正直に生き、生涯にわたり絵への情熱を燃やし続けた応為。本作ではその生き様を長澤まさみが豪胆かつ愛らしく演じ切った。
併せて解禁された本ポスターは、応為、北斎、善次郎が各々の作品を背景に筆を持った姿を映した一枚。応為の背景は吉原=遊郭の光と闇を描いた「吉原格子先之図」で、本予告編の中にも遊郭で働く女性たちを見つめる応為を映し出した本作品の誕生を捉えたシーンが登場する。北斎の背景は世界中で広く知られる「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」で、善次郎(=渓斎英泉)の後ろには吉原の遊女をモデルにした「鯉の滝登り裲襠の花魁」が描かれている。
当時では珍しい女性の浮世絵師としてその生涯を惜しみなく絵にささげた応為だが、現存する作品は世界に数点しかないという。本ポスターの「光と闇を描いた彼女が照らし続けたのは―」とのキャッチコピーにもある通り、”江戸のレンブラント”とも称された彼女の素顔が本作で明かされる。