W主演の菅野美穂と赤楚衛二、白石晃士監督も楽曲にコメント
映画『近畿地方のある場所について』本予告解禁、主題歌は椎名林檎が書き下ろした「白日のもと」
2025.06.10 07:00
©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
2025.06.10 07:00
菅野美穂と赤楚衛二のW主演映画『近畿地方のある場所について』の主題歌が椎名林檎の新曲「白日のもと」に決定し、楽曲を使用した本予告映像が解禁された。
映画の原作は、発行部数40万部を突破し話題沸騰中の同名小説(著者:背筋/KADOKAWA)。2023年にWeb小説サイトに第一話が投稿されると様々な反響がSNSで拡散され、瞬く間に2,200万PVを超えるヒットを記録。同年、単行本化されると日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、「このホラーがすごい!2024年版」で堂々の第1位を獲得した。映画では、これまでのキャリアの中でも異色の役柄に挑戦する菅野美穂と赤楚衛二をW主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』の鬼才・白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加した。
物語は、行方不明となったオカルト雑誌編集者を探すフリーライターの視点で展開する。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々。同僚の雑誌編集者・小沢悠生(赤楚衛二)はオカルトライター・瀬野千紘(菅野美穂)とともに行方を捜すうちに、それらの謎は“近畿地方のある場所”へとつながっていることに気がつく。そして本日公開された本予告では真相を確かめるためにその場所へと向かう小沢と千紘の姿のほか、ハンドルを握りしめながら叫び、祠の前で力なく佇む千紘の狂気を帯びた姿が、主題歌「白日のもと」と共に初解禁となった。
さらに映画製作プロデューサーの櫛山慶、白石晃士監督、W主演の菅野美穂と赤楚衛二から主題歌へのコメントも到着。なお、椎名林檎は6月25日(水)にライブ映像作品『(生)林檎博’24―景気の回復―』と本年第1弾シングル『芒に月』を同時リリースすることも決定している。
コメント一覧
椎名林檎

菅野美穂(主演)
椎名さんに主題歌をお引き受けいただけたことで、映画の世界観を最後のエンドロールまで締めて頂ける安心感を抱きました。
そして、私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、椎名さんらしさもありながら、私たちにすごく寄り添って頂き、感謝しかありません。
赤楚衛二(主演)
主題歌が椎名さんとお聞きして、僕の中ではホラーのイメージがなかったので驚きました。映画の世界観と通じる、菅野さん演じる千紘さんの想いが1つのテーマとしてあり、そこに椎名さんの世界観がマッチした曲になっているので、余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです。
白石晃士監督
私の監督作に、まさか椎名林檎さんによるこんな素晴らしい主題歌が流れるなんて!光栄で、嬉しくて、身震いしながら曲を聴かせていただきました。物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます。是非とも皆さんに、映画体験として劇場で浴びていただけたら幸いです。どうぞ、どうぞお楽しみに!
櫛山慶プロデューサー
かねてより、日常とタブーの狭間を艶やかに描く椎名林檎さんの表現力に魅了されてきました。本作は、近畿に潜む “触れてはならない場所” をめぐる物語。椎名さんの声と言葉こそ、この世界観に響くと確信しオファーいたしました。映画本編と脚本を丹念に読み込み、生み出してくださった主題歌には、物語の「想い」が余すことなく封じ込められています。エンドロールが動き出す瞬間、観客の背筋を再び震わせる、その最後の一押しを、椎名林檎さんの歌に託しました。ぜひ劇場で体感してください。