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”最後の最大の共演者”と綾野剛も太鼓判、新場面写真も4点到着

映画『でっちあげ』の主題歌をキタニタツヤが書き下ろし、歌声と歌詞が寄り添う最新予告解禁

2025.05.27 07:00

©︎2007 福田ますみ/新潮社 ©︎2025「でっちあげ」製作委員会

2025.05.27 07:00

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6月27日(金)より公開される綾野剛主演映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の最新予告映像が解禁され、キタニタツヤの新曲「なくしもの」が主題歌に決定した。

日本で初めて認定された教師から児童への体罰事件を描いた福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』を映画化した本作の主人公は、児童・氷室拓翔への体罰を理由に保護者の氷室律子から告発された小学校教諭・薮下誠一。体罰の内容は聞くに耐えない虐めで、報道をきっかけに薮下は「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ停職処分に。その後児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され民事裁判へと発展するが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けることになる。

監督は、映画『悪の教典』(12)や『怪物の木こり』(23)などのほか、ドラマ『新・暴れん坊将軍』でも監督を務める三池崇史。キャストには主人公・薮下誠一役の綾野剛のほか、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら豪華キャストが顔を揃えた。

本作で主題歌を担当するキタニタツヤは、文学的な詞世界とジャンルの枠を超えたサウンドで、唯一無二の存在感を放つアーティスト。2023年にTVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」オープニングテーマ「青のすみか」をリリースするとデジタルチャート23冠を達成し、配信からわずか3ヵ月弱でストリーミング総再生回数1億回を突破した。また、歌手としての活動に加えてSUPER EIGHTやLiSAをはじめとする数々のアーティストへ楽曲提供も行っており、現在の音楽シーンを象徴する存在といえる。そんなキタニタツヤが書き下ろした主題歌「なくしもの」は“何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて”という歌詞が表現するように、追い詰められてもなおかすかな希望を手繰り寄せようとする想いを描いた、作品の世界に静かに寄り添う楽曲となっている。

綾野剛は楽曲について「キタニさんがこの作品にとても誠実に向き合ってくれて、(この楽曲は)”最後の最大の共演者”だなと思いました。歌詞がいい意味で散らばっていて、必至に手繰り寄せている感じがしました。それは、薮下や律子さん、あの世界を生きている人たち全員共通することなのかもしれないと。とても深い部分で音楽を感じられて、本当に感謝しています」とコメント。柴咲コウも「人間のモヤモヤしている部分を彷彿とさせられました。映画と同化していて、締めくくりに相応しい楽曲だと思いました」と述べた。

解禁された最新予告映像では、教え子・氷室拓翔(三浦綺羅)への“体罰”を理由に告発された教師・薮下誠一(綾野剛)が追い詰められていく姿がより切実かつ濃密に描き出されている。映像には拓翔のランドセルを乱暴に投げつける薮下、涙を溜めながら怪我をした拓翔に寄り添う律子(柴咲コウ)、薮下に謝罪を強制する校長・段田重春(光石研)と教頭・都築敏明(大倉孝二)、薮下の元へ取材に訪れる鳴海三千彦(亀梨和也)らが登場。実名報道をきっかけにメディアの過激さが増す中、薮下は自身の無実の主張を続け、律子は薮下の体罰を認めてもらうべく裁判に乗り出す。さらに、両者の弁護士・大和紀夫(北村一輝)と湯上谷年雄(小林薫)も加わり、息つく間もなくストーリーが展開されていく。

そこに重なるのが、キタニタツヤの力強くも澄んだ歌声。自分を見失うほどの喪失感を抱えながらも、それでも生きる意味を探し続けるという歌詞のメッセージが薮下の“孤独”に寄り添いながら、それぞれの想いが叫ばれる。

各々が信じる真実と揺るぎない想いが複雑に入り混じる中、最後には“いつか生きててよかったと思えるでしょうか”の歌詞と共に画面が暗転。続いて現れる「なぜ、それを信じますか?」というメッセージは冒頭の「これは真実を疑う物語」という言葉と繋がり、見る者自身が問いかけられているかのような映像となっている。

氷室律子役の柴咲コウ

さらに今回、新たに4点の場面写真が到着。教室で拓翔ににじり寄る薮下の表情は冷酷で、教師と児童の関係性ながら二人の間には溝があるように見える。一方、夕日を背に涙ぐむカットの薮下からは真摯で人間味のある一面を感じさせ、虚ろな目で前を見つめる律子からは息子のために奮闘する母親という世論のイメージとはうって変わってミステリアスな雰囲気が漂う。また、薮下との初対面を控えた鳴海のカットは、律子の訴えを受け止めながらも真実を追求しようとする記者としての覚悟がうかがえるものとなっている。

拓翔(三浦綺羅)と薮下(綾野剛)
鳴海三千彦役の亀梨和也

キタニタツヤ コメント
他者に奪われ壊され摩耗した人間が、全てを取り戻せないことを知っていてなお、再び他者を信じ手をとって立ち上がる。
そういう強さは美しいなとこの作品を観て感じ、それを詞とメロディに込めました。

場面写真 ©︎2007 福田ますみ/新潮社 ©︎2025「でっちあげ」製作委員会

全ての画像・動画を見る(全21点)

作品情報

でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男

©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会

©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会

でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男

2025年6月27日(金)全国公開
配給:東映

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:綾野剛 柴咲コウ
亀梨和也 大倉孝二 迫田孝也
木村文乃 光石研 北村一輝
小林薫
監督:三池崇史
原作:福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)
脚本:森ハヤシ
制作プロダクション:東映東京撮影所 OLM 制作協力:楽映舎

キタニタツヤ

アーティスト情報

2014年頃からネット上に楽曲を投稿し始め、同時期に、他アーティストに楽曲を提供する作家としてのキャリアもスタートさせる。
2023年にTVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」オープニングテーマ「青のすみか」をリリース、第74回紅白歌合戦の出場を果たす。WEST., 星街すいせい, SUPER EIGHT, LiSAなど数々のアーティストに楽曲を提供、2024年4月からは「キタニタツヤのオールナイトニッポンX」、2025年4月からは「キタニタツヤのオールナイトニッポン0」がスタートほか、中島健人とのユニット「GEMN」としての活動を行うなど、ジャンルを越境した活躍を続けている。

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