ベニチオ・デル・トロ主演、今年のカンヌにも正式出品
ウェス・アンダーソン監督の新作ブラックコメディ『The Phoenician Scheme』9月19日公開決定
2025.05.07 17:00
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2025.05.07 17:00
ウェス・アンダーソン監督の最新作『The Phoenician Scheme』(原題)が9月19日(金)に公開されることが決定した。
5月末にアメリカで公開され、本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品が決定している本作は、日本ではTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他全国で公開される。監督を務めるウェス・アンダーソンは日本でも根強い人気を誇り、今年3月には監督作品を構成する品々を紹介する書籍「ウェス・アンダーソンの世界展 -The Museum of Wes Anderson-」が発売された。
物語は、ヨーロッパの富豪、ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が娘で修道女のリーゼル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したことから始まる。新しいビジネスへの出資を募るためヨーロッパを旅するが、その道中でザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画を含む様々な事件に巻き込まれるブラックコメディで、物語後半ではアンクル・ヌバー(カンバーバッチ)とザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられる。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎えた本作には、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞ノミネート俳優のリズ・アーメッドらウェス作品初参戦のキャストが出演。さらに、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィスら常連キャストも勢ぞろいし、物語の重要なカギを握る人物としてベネディクト・カンバーバッチが登場する。
公開決定に併せて、プライベート・ジェットに乗るザ・ザ・コルダと修道女リーゼル、そしてコルダの息子たちの家庭教師、ビョルンの姿を収めた場面写真1点が解禁。優雅にくつろいでいるが暗殺者に命を狙われているからか、ザ・ザ・コルダの額には傷跡も見え、ウェス・アンダーソンらしいセットと色使いを感じることができるカットとなっている。