斉藤淳、阿南敦子、佐藤玲らと優しく切ない物語を紡ぐ
大野拓朗主演×桐山知也演出『海と日傘』オールキャスト解禁、南沢奈央が余命3ヵ月の妻役に
2025.04.16 12:00
2025.04.16 12:00
大野拓朗を主演に迎え、7月9日(水)よりすみだパークシアター倉にて上演される舞台『海と日傘』のオールキャストが発表された。
これまで韓国、中国、エジプト、アメリカ、フランスなど海外でも翻訳、上演されている『海と日傘』は、戯曲家・松田正隆が長崎に住む一組の夫婦を描いた美しくも切ない物語。余命3ヵ月を宣告された妻とその夫の何気ない日常、静かな会話の中に夫婦の絆や言葉にできない想いを繊細に映し出す。
本作の主演で、蜷川幸雄演出『ヴェニスの商人』や昨年NY公演も大成功させた『進撃の巨人 -the musical-』などに出演する大野拓朗が演じるのは、教師で私小説家の主人公・佐伯洋二。今回はそんな洋二を取り巻くキャスト陣が一斉に解禁された。
洋二の妻、佐伯直子役にはドラマや舞台などで精力的に活動し、今年5月には舞台『反乱のボヤージュ』にも出演する実力派女優・南沢奈央。佐伯家の隣人で大家の瀬戸山剛史役は、舞台、映画、ドラマから吹き替えまでこなし、舞台『対話』では読売演劇大賞2023年上半期男優部門ベスト5にも選出された斉藤淳が演じる。また、瀬戸山の妻しげ役には数多くの舞台やドラマで活躍し、4月より放送のドラマ『Dr.アシュラ』にも出演する阿南敦子が決定した。
洋二の担当編集の吉岡良一役には、2026年に稲葉賀恵が演劇演出を務めるOrganWorks『Show me a code/ショウメイコウ -theater side』への出演を控える小川ゲンが決定。さらに新国立劇場演劇研修所修了生で数多くの舞台に出演する松田佳央理、現在公開中の映画『おいしくて泣くとき』にも出演する片山幸人はオーディションで本作への出演を勝ち取った。そして本作でプロデューサーを務め、俳優として映画『架空OL日記』や『死刑にいたる病』などに出演する佐藤玲も看護師の南田幸子役で出演する。
演出を担当するのは、今年2月に世田谷パブリックシアター・シアタートラムにてサイモン・スティーヴンス戯曲のダブルビル公演『ポルノグラフィ(PORNOGRAPHY)/レイジ (RAGE)』を手掛けた桐山知也。プロデューサーの佐藤とは二度目のタッグとなり、発表された骨太キャストとともに生と死の気配が満ちた穏やかな日常、そして会話の中で揺らぐ人の心を繊細に描いていく。
そしてオールキャスト情報に併せてチケット販売情報も解禁。公式先行は5月10日(土)10:00、一般発売は6月8日(日)20:00より販売される。
