孤独だった少女時代との対比を映すビジュアル解禁
マリリン・モンローのドキュメンタリー映画が公開決定、12年のリサーチでドラマチックな人生辿る
2025.03.21 13:00
©︎2023-FRENCH CONNECTION FILMS
2025.03.21 13:00
女優マリリン・モンローのドキュメンタリー映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』(英題『DREAM GIRL THE MAKING OF MARILYN MONROE』)が5月30日(金)に公開されることが決定した。
今年6月1日の誕生日で生誕99年を迎えるマリリン・モンロー。「セックスシンボル」といったセクシーなアイコンとして知られてきたが、近年は新しい価値観のもと、抜群のコメディセンスをもった「女優」や、VOGUEで“20世紀で最も偉大なスタイルアイコンのひとり”と評される「ファッションアイコン」、また現代のインフルエンサーのように自らのイメージを完璧にコントロールしセルフプロデュースをした「ビジネスウーマン」として再評価の声が高くなっている。
そんなマリリンの人生をとらえた本作は、親の愛に恵まれなかった幼少期や性的虐待の傷を乗り越えてモデルとしてキャリアをスタートさせた頃の初々しい姿から、典型的なセクシーブロンドのイメージを払しょくできずにいる苦悩、スキャンダラスな私生活、そして謎多き死の真相にも新たな見解で迫るドキュメンタリー。若い頃に恋人関係だったトニー・カーティス、バックダンサーとして撮影現場に参加したジョージ・チャキリス、『紳士は金髪がお好き』で共演したジェーン・ラッセル、俳優でありコメディアンのジェリー・ルイスなどのスターたちが語るマリリンとの思い出、元恋人や幼い頃に預けられていた里親の娘など近親者への貴重なインタビュー、伝記作家や心理学の専門家による分析などを通じて、孤独な少女“ノーマ・ジーン”(本名)が大スター“マリリン・モンロー”になるまでの歩みを、約12年の歳月をかけた徹底したリサーチと取材を基に辿る。

©︎2023-FRENCH CONNECTION FILMS
また、本作の“両A面”ビジュアルも解禁された。女優を夢見てあどけない笑顔でポーズを取るモデル時代のノーマ・ジーンと、スターとしての自信と気品を漂わせアンニュイな表情で見つめる女優マリリン・モンローの姿。一人の女性でありながらまるで別の二つの人生を生きたような彼女の内面を切り取ったデザインとなっている。
今なお輝き続けるマリリン・モンローが夢見たのは、映画スタジオやメディアが作りあげたセクシーなブロンド女優ではなく、愛されて、尊敬される演技派女優になること。圧倒的な「男性優位主義」だった映画業界で、自分を信じ、自分自身を愛して、女優として突き進んだマリリン。色褪せることのない彼女の才能と魅力、その生き方には自分自身や周りの人を愛するためのヒントがたくさん詰まっている。