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“上位互換体”のマーガレット・クアリーが笑顔振り撒く姿も

キャリア最高評価獲得中のデミ・ムーアが圧倒的怪演を見せつける『サブスタンス』シーン写真解禁

2025.02.26 10:00

©︎The Match Factory

2025.02.26 10:00

全ての画像・動画を見る(全13点)

第97回アカデミー賞5部門ノミネートなど本年度の賞レースを席巻中で、日本では5月16日(金)に公開される映画『サブスタンス』からシーン写真が解禁された。

主演は本作で“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、45年以上のキャリアを塗り替える代表作に押し上げたデミ・ムーア。かつて「ポップコーン女優」と呼ばれていたと明かすほど悩んでいたキャリアを自らの力で乗り越え、2月24日(月)に発表された第31回SAG賞では主演女優賞を受賞。アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という言葉が作られるほど、いま最も旬な女優のひとりとなった。

共演には、昨年話題を呼んだヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』に出演し、本作では弾けるような若さと美貌でデミに対峙するマーガレット・クアリー。監督と脚本を務めたコラリー・ファルジャは本作を執筆した理由を「年齢、体重、からだの輪郭などが、その〈理想の〉型から外れていく時、世間は、『お前は女としてもう終わりだ』と私たちに宣言します」「これこそが女性の監獄」と断言し、「これを吹っ飛ばす時が来た」と宣言している。

映画『サブスタンス』よりデミ・ムーア演じるエリザベス

元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は50歳の誕生日を迎え、容姿の衰えから仕事が減少したことである再生医療“サブスタンス”に手を出す。だが〈治療薬〉を注射するやいなや、上位互換体のスー(マーガレット・クアリー)がエリザベスの中から現れる。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器にたちまちスターダムを駆け上がっていくスー。一つの心をシェアするふたりには【一週間ごとに入れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめてゆく。

今回解禁されたシーン写真は合計11点。身体のラインを覆うファッションと視線を隠すサングラス、怪しげな箱を抱えて人目をはばかるように立ち去ろうとするエリザベスや、一転して自身の魅力を存分にアピールする姿のほか、カラフルポップなアイメイクで自信に満ち溢れたスーが笑顔を振り撒く姿が切り取られている。

マーガレット・クアリーが演じるスー

また、スーをデビューさせて大金を稼ぐ胡散臭いプロデューサー・ハーヴェイ(デニス・クエイド)がスーを口説き落とそうとする様子、あっという間にスターダムにのしあがったスーがハリウッドの成功の象徴〈大看板〉に見事掲出されるが、自分の分身とはいえ心底喜びきれず、スーが荒らした部屋を陰鬱な雰囲気で一心不乱に片付けるエリザベスの姿、そしてゲスな笑顔がピッタリ張り付いた男たちの中心に陣取るハーヴェイなど、いずれも美と成功への執着が常軌を逸した行動を生む、ハリウッドに渦巻く闇に捉えられた人々が写されている。

デニス・クエイドが演じるハーヴェイ

映画『サブスタンス』場面写真 ©︎The Match Factory

全ての画像・動画を見る(全13点)

作品情報

サブスタンス

©︎The Match Factory

©︎The Match Factory

サブスタンス

2025年5月16日(金)全国ロードショー
配給:ギャガ
アメリカ/142分/R-15+

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督・脚本:コラリー・ファルジャ『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド

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