2025.02.17 17:30
©︎2024 映画「死に損なった男」製作委員会
2025.02.17 17:30
お笑いコンビ・空気階段の水川かたまりが映画初主演に抜擢され、長編映画デビュー作『メランコリック』にて国内外で数々の賞を受賞した気鋭監督・田中征爾がメガホンを取った映画『死に損なった男』が2月21日(金)に全国公開される。
主人公はお笑いの道に憧れ、夢叶うも殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた構成作家・関谷一平。ある日一平は駅のホームから飛び降りることを決意するが、タイミング悪く隣の駅で人身事故が発生し死に損なってしまう。すると一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」ととんでもない依頼をする。一平に取り憑く幽霊・友宏役で水川とバディを演じるのは演技派俳優の正名僕蔵。最悪の人生を送っていたはずの“死に損なった男”一平は、男を殺すまで取り憑くと友宏に脅迫され、娘の綾に付きまとう元夫・若松の命を狙うという数奇な運命を辿ることになる。
本作で父・友宏(正名)の突然の他界さらには元夫・若松(喜矢武豊)に執拗に付きまとわれるという不運に見舞われるヒロイン・森口綾を演じるのは、映画『ナミビアの砂漠』(24年)やNetflixドラマ『極悪女王』など話題作への出演が相次ぐ唐田えりか。2015年にドラマ『恋仲』へのゲスト出演で女優デビューした唐田は、映画『寝ても覚めても』(18年)でヒロインに抜擢され、第42回山路ふみ子映画賞で新人女優賞、第40回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞。昨年の『極悪女王』ではゆりやんレトリィバァ演じるダンプ松本の因縁のライバル・長与千種役で出演し、劇中で髪の毛を丸刈りにしたり、実際のプロレスシーンを代役なしにて演じ切ったりと、まさに体当たりの演技に高い評価を得た。さらに今年晩夏に公開予定の映画『海辺へ行く道』への出演も発表されている。
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そんな唐田が繊細に演じた不運なヒロイン・綾を写した場面写真が今回新たに解禁。突然の父・友宏の死に打ちひしがれながらも懸命に言葉を紡ぐ姿や、元夫・若松の存在に顔をこわばらせる様子が切り取られているほか、”幽霊”となった友宏に見守られながら仕事に励む前向きで明るい表情など、全4枚から唐田ならではの繊細さを感じ取ることができる。
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『死に損なった男』場面写真 ©︎2024 映画「死に損なった男」製作委員会