新場面写真4点には超絶ブラック企業のトップの姿も
「こんな人生抜け出すぞ」ポン・ジュノ監督史上最大スケールの逆襲劇『ミッキー17』日本予告解禁
2025.02.13 07:00
©︎ 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2025.02.13 07:00
映画『パラサイト 半地下の家族』で歴史を塗り替えたポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』の日本版予告編と新場面写真が解禁された。
2019年、『パラサイト 半地下の家族』は第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールを受賞。第92回アカデミー賞®では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞。日本でも観客動員数330万人超、興行収入45億5000万円を突破する空前の大ヒットとなった。常に社会問題を織り込み、極限状態の人間の本質を鋭く描き、誰も見たことがない「エンターテインメント」を贈り続けるポン・ジュノ。そんな稀代の映像作家ポン・ジュノが贈る最新作にして集大成となる『ミッキー17』は、半地下を超えた《どん底》の使い捨てワーカー“ミッキー”による、権力者たちへの逆襲エンターテイメントだ。
今回解禁となった日本版予告編は、人生失敗だらけのダメダメ主人公のミッキー(ロバート・パティンソン)が、一発逆転をかけて面接に臨む場面から始まる。そして夢の仕事を手に入れたはずが、担当面接官からピストルを渡されて「あなたの仕事は死ぬことよ」と告げられて目が点に。彼は最悪のブラック企業に入ってしまったのだった。
《どん底》使い捨てワーカーとなってしまったミッキーは、自身の仕事を「グズ過ぎる上司の下で、死んでも身体をコピーされ、生き返らされる“死にゲー”さ」とぼやく。数々の”死にゲー”で使い捨てられ続けて、遂に17号となったミッキーに、超絶身勝手で強欲な権力者マーシャル(マーク・ラファロ)が「おまえらは“使い捨て”だ。黙って働け!」と罵声を浴びせ、さらに過酷な任務を押しつける。ブラック企業のどん底で搾取され続ける悪夢の日々で、ある日突然現れたのは“もうひとりの俺”18号だった。

ミッキー17号の前に18号が現れたことで全てが一変。使い捨てワーカーが同時に2人存在することは許されておらず、存在が確認されるとコピー元もろとも処分されてしまうのだ。マーシャルは「おまえらの運命は俺次第だ」とスイッチを押せば即死の爆破装置をちらつかせ、2人のミッキーを脅す。「こんな人生抜け出すぞ」とついに2人のミッキーがどん底からの逆襲を始める。「私たちの未来がかかっている。あなたならきっとやれる」というソウルメイトのナーシャ(ナオミ・アッキー)の呼びかけに、「この世界には希望が要るんだ」とミッキーは謎のモンスターたちの群れに向かっていく。
併せて解禁された場面写真には、ダメダメ使い捨てワーカーのミッキーが何かを決意したように見える表情をとらえた場面、超絶ブラック企業のトップ・マーシャルとイルファが労働者の前で演説している場面、炎を吹き上げる焼却炉で2人のミッキーが意味深に向き合っている場面、そして“死にゲー”任務を終えたミッキーが再び生き返らされる瞬間をとらえた場面がそれぞれ写し出されている。一体、2人のミッキーは強欲な権力者たちにどのように立ち向かっていくのか。ミッキーが繰り広げる、どん底からの逆襲劇が始まる。

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また、すでに解禁されていたIMAXでの上映に加え4D、Dolby Cinema、ScreenXでの上映も決定。ポン・ジュノ監督史上最大スケールで贈る超大作『ミッキー17』は、3月28日(金)に日本公開される。