公開日は1月24日に、“狂宴”を暗示したポスターも
“すべてが蝕まれていく”深川麻衣×若葉竜也夫婦、ムラ社会の闇を凝縮した『嗤う蟲』予告解禁
2024.11.14 16:00
©︎2024映画「嗤う蟲」製作委員会
2024.11.14 16:00
深川麻衣と若葉竜也が共演する映画『嗤う蟲』の公開日が2025年1月24日(金)に決定し、本予告とポスタービジュアルが解禁された。
本作は、日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている”村社会”の実態を暴くヴィレッジ《狂宴》スリラー。物語は、田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈が、脱サラした夫・輝道と共に都会を離れ、麻宮村に移住するところから始まる。 二人は村民たちの度を越えたおせっかいに辟易しながらも新天地でのスローライフを満喫するが、杏奈は麻宮村の村民のなかには自治会長の田久保を畏怖する者たちがいる、と不信感を抱くようになっていく。 一方、輝道は田久保の仕事を手伝うことになり、麻宮村の隠された<掟>を知ってしまう。それでも村八分にされないように、家族のため<掟>に身を捧げることになる。
主演は『まんぷく』『青天を衝け』『特捜9』など数々のドラマや映画に出演している深川麻衣が務め、共演に『アンメット ある脳外科医の日記』『街の上で』『市子』などの話題作への出演が相次ぐ若葉竜也。そして松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲなど豪華キャストが脇を固める。脚本は、実際に起きた事件を描いた初長編『先生を流産させる会』が話題を呼び『許された子どもたち』『ミスミソウ』でも高評価を受けた、社会派作品に定評のある内藤瑛亮。監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』などを手掛け、『アルプススタンドのはしの方』で第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞するなど業界内外での評価が高い鬼才・城定秀夫が務める。
解禁された本予告では、自然豊かで美しい田舎でのスローライフを夢見て麻宮村へと移住してきた杏奈(深川麻衣)と輝道(若葉竜也)の若い夫婦が、じわじわと村人たちの狂気に飲み込まれ、ムラ社会の闇に引きずりこまれていくさまが描かれている。緑豊かで誰もが憧れるような田園風景が広がる麻宮村だが、どこか絡みつくように夫婦に視線を向ける村人たちや、子作りを迫るなど夫婦の生活に過剰に干渉してくる自治会長夫婦、筒抜けのプライベートなど、若い夫婦にとっては次第に苦痛へと変わっていく。そして「ありがっさま!ありがっさま!」と異様な熱量で夫婦を持ち上げる村人たちが映され、その温度差と違和感はやがて取り返しのつかない状況へと夫婦を追いつめる。
ポスタービジュアルは、暗闇の中で不気味に嗤う村民たちに対し、鮮やかな背景に無表情で前を見つめる夫婦が対照的に描かれている。さらに作品タイトルの『嗤う蟲』と「すべてが蝕まれていく」というコピーが、この夫婦に待ち受ける怖ろしい《狂宴》を暗示しているように見える。
また、11月15日(金)よりムビチケカードが発売されることが決定。全国の上映劇場(一部劇場を除く)にて1,600円(税込)で購入することができる。