ティザービジュアルのイラストはサイトウユウスケが担当
ケイシー・アフレック主演、1枚の音楽アルバムを巡る家族の実話『ドリーミン・ワイルド』1月公開
2024.10.12 12:00
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2024.10.12 12:00
ケイシー・アフレック主演映画『Dreamin’ Wild(原題)』が、『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』の邦題で2025年1月31日(金)に全国公開されることが決定した。
本作は実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った実話をもとに、『アメリカン・ユートピア』(20/スパイク・リー監督)などで製作総指揮を務めたプロデューサーのビル・ポーラッドが8年ぶりに監督・脚本を務めた長編作。1979年、ワシントン州の田舎町で当時10代だったドニーは兄のジョーとデュオを結成し、父が息子たちのために自作したスタジオで数々の楽曲を生み出した。しかし、家族に支えられ情熱を注ぎ込んで作ったアルバム『Dreamin’ Wild』は世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後、思い描いていた夢からは程遠い人生を送っていたドニーはある日、自分たちのアルバムがコレクターにより発見され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは目を背けてきた過去や感情と向き合うことになる。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16/ケネス・ロナーガン監督)でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ケイシー・アフレックが主人公のドニーを演じるほか、ドニーの妻ナンシー役には『(500)日のサマー』(09/マーク・ウェブ監督)のズーイー・デシャネル。青年期のドニー役を『ハニーボーイ』(19/アルマ・ハレル監督)や『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21/ジョン・クラシンスキー監督)など出演の若手実力派ノア・ジュプが演じる。
公開決定に併せて日本版オリジナルティザービジュアルと場面写真も解禁。ティザービジュアルではプレイヤーでレコードを聴いているドニーが中央に配され、当時に思いを馳せているかのように、背後には音楽に熱中する10代の頃のドニーとジョーの姿が描かれている。さらに左下には、家族との思い出が刻まれた家が夜空に浮かびあがるように描き込まれており、映画の世界観を余すことなく感じさせるエモーショナルな仕上がりとなっている。
ティザービジュアルを手掛けたのは、イラストレーター・漫画家のサイトウユウスケ。映画・ドラマのポスターや本の装幀をはじめ、吉井和哉カバーアルバム『ヨシー・ファンクJr. 〜此レガ原点!!〜』、Nulbarich『2ND GALAXY』、Mrs. GREEN APPLE『Soranji』、ELLEGARDEN『The End of Yesterday』など数多くのアーティストのジャケットアートワークを手掛け、2017年のパリコレではYOHJI YAMAMOTOとコラボレーションするなどメディアを問わず活躍している。
場面写真に写されているのは、ギターを手にするドニーと彼に寄り添うような妻のナンシーの姿。30年来の夢の実現にも関わらず、割り切れない想いを抱えるドニーの葛藤を感じさせる。
サイトウユウスケ コメント
当時のレコードを誰かに掘り起こされることでそこにパッケージされていた十代の自分と出会うことになる。きっと誰の心にも十代の自分がいて、そいつはきっといつも自分を見ている。「どうだい、そっちはうまくやってるかい?」そんな言葉が聞こえた気がした。