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最新アルバム担当プロデューサーが制作秘話を明かす

ザ・ローリング・ストーンズがバンド名の由来となった曲をカバーした経緯とは?

2024.10.06 20:30

Photo by Mark Seliger

2024.10.06 20:30

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レディー・ガガやマイリー・サイラスなど、現代のポップスターたちのプロデュースで知られるアンドリュー・ワット。ザ・ローリング・ストーンズが2023年にリリースしたアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』の制作において、彼が採用した意外なアプローチがバンドの新しい一面を引き出すことに成功した。

現在33歳のアンドリュー・ワットは、10月3日に配信されたアメリカの雑誌Varietyの最新インタビューで「伝説的なアーティストについて(周囲を)怖気づかせるような話をたくさん耳にする。でも、それを気にしちゃいけない」とコメント。彼のとにかく聞いてみるという単純な方法により、ザ・ローリング・ストーンズによるバンド名の由来となったマディ・ウォーターズの「ローリン・ストーン」のカバーが実現したという。

アンドリューはアルバムの制作中にブルース曲の制作をミック・ジャガーに何度も提案していたが、ミックに歌詞を書く量が多すぎることを理由に「もう頼むのはやめてくれ!」と断られてしまったと振り返った。

アンドリューはミックにブルース曲の制作を断られてしまった後、偶然キース・リチャーズがマディ・ウォーターズの曲を演奏するのを聴きキースにカバーを提案。キースに「ミックは絶対にやらない」と断言されてしまったが、カバーの制作を諦めきれなかった彼はミック・ジャガーに電話した。アンドリューが「(カバーが)良くなければ使わなくても構わない」と打診するとミックは「分かった、2時間後に(スタジオへ)行く」と承諾し、バンド名の由来となった「ローリン・ストーン」のカバーが60年越しに実現したという。

カバー曲が収録されたアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』にはポール・マッカートニーがベースで参加しているが、アンドリューはポールへのオファーも同様のアプローチで実現したと明かしインタビューを「単純に質問してみることが大切だ」と締めくくった。

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作品情報

ザ・ローリング・ストーンズ『Hackney Diamonds』

『Hackney Diamonds』ジャケット

『Hackney Diamonds』ジャケット

ザ・ローリング・ストーンズ『Hackney Diamonds』

2023年10月20日(金)リリース

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収録内容

01. アングリー
02. ゲット・クロース
03. ディペンディング・オン・ユー
04. バイト・マイ・ヘッド・オフ
05. ホール・ワイド・ワールド
06. ドリーミー・スカイズ
07. メス・イット・アップ
08. リヴ・バイ・ザ・ソード
09. ドライヴィング・ミー・トゥー・ハード
10. テル・ミー・ストレイト
11. スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン
12. ローリング・ストーン・ブルース
13. リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン

ザ・ローリング・ストーンズ

アーティスト情報

1962年、ロンドンで結成。翌63年にシングル「カム・オン」でデビュー。

当時のメンバーはミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、ブライアン・ジョーンズ(G)、ビル・ワイマン(B)、チャーリー・ワッツ(Ds)。

「サティスファクション」「黒くぬれ」「夜をぶっ飛ばせ」等、ブルース/R&Bに根差したワイルドなサウンドと不良っぽいイメージで、ビートルズに対抗する世界的なバンドとなる。
1968年の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」以降は、よりルーツに根差した泥臭いサウンドを展開。
翌年にジョーンズが脱退、ミック・テイラーが加わると、2本のギター・アンサンブルを軸とするルーズでヒップな”ストーンズ風R&R”を確立、「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」「ダイスをころがせ」「イッツ・オンリー・ロックンロール」等、後のステージの定番となる代表曲を次々と生み出す。
1976年、ギタリストがテイラーからロン・ウッドに交代した後も、変わらぬスタイルに流行も巧みに取り入れつつ、「ミス・ユー」「スタート・ミー・アップ」等のヒット曲を連発。
1990年には初来日公演が実現、1993年にビル・ワイマンが脱退するも、大規模なワールド・ツアーをコンスタントに実施するなど、
半世紀に亘りシーンの第一線に君臨し続けるロックの代名詞的な存在である。

(引用)https://www.universal-music.co.jp/rolling-stones/biography/

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