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「我ながら素晴らしいキャスティング!」山中監督も称賛

金子大地&寛一郎が正反対の彼氏を熱演、河合優実主演『ナミビアの砂漠』新場面カット解禁

2024.08.15 18:00

©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

2024.08.15 18:00

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第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞において女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子が監督・脚本、河合優実が主演を務める映画『ナミビアの砂漠』の新場面カットが解禁された。

主人公は、世の中も人生も全部つまらないとやり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのか。

山中瑶子と河合優実という才能あふれる2人の夢のタッグが実現した本作は今年のカンヌ国際映画祭でも絶賛。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、いよいよ9月6日(金)日本で公開される。

今回解禁されたのは、カナが惹かれた金子大地演じるハヤシ、そしてカナに尽くすも捨てられてしまう寛一郎演じるホンダの場面カット。

『ナミビアの砂漠』よりハヤシ役の金子大地
©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

寛一郎演じるホンダを“優しくても退屈な男”と捨てたカナが惹かれたのは、自信家で刺激的なハヤシ。ホンダとは正反対のハヤシと付き合い始めると、付き合いたてのカップルらしく次々と二人で新しいことを始めていく。カナが求めていた刺激をもたらしてくれるハヤシを、金子大地はとてもリアルで魅力的に表現している。解禁された場面カットでは、クリエイターらしくデスクの前で制作作業をしている場面、何かを考え込むように座る姿、カップ麺を食べながらカナを見つめているカット、睨みつけるような鋭い眼差しをカナに向けているシーンが切り取られている。

山中監督は「金子さんは、かなり野生的に芝居をする方だと思いました。分からなくてもとりあえずやってみる。私が愚かにも“さっきの良かったから同じこともう一回やって!”と言ったとき、金子さんが全く覚えていなかったことが印象に残っていて、目が離せない存在でした。どこまでも素晴らしかったです」と金子との撮影を振り返る。さらに「河合さんとの相性もとても良かったです。二人が喧嘩するところ、彼らが本気であればあるほど面白くて仕方なかった。」と、本作の大きな見どころの一つとも言えるカナとハヤシのケンカシーンでの金子の熱演に称賛を送る。

併せて解禁された寛一郎演じるホンダの場面カットは、幸せそうな表情から、泣きそうな表情、不安げな瞬間を捉えている。もたれかかるカナを抱き寄せているホンダの優しく幸せそうな笑顔もあれば、泣きそうな顔でカナを見つめているシーン、車内で無表情のカナに不安げな目線を送るカットなど、ホンダに訪れる辛い別れと幸せだった過去が閉じ込められており、カナから“優しいけど退屈な男”として見られてしまうホンダが徐々に覗かせるダメ男っぷりを寛一郎は絶妙に表現している。

『ナミビアの砂漠』よりホンダ役の寛一郎
©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

そんな寛一郎について山中監督は「これほど精密に芝居をする方は私にとっては初めてで、驚くばかりでした。寛一郎さんはこの物語と、ホンダという役をとても深く読み込めていて、率先してキャラクターとしての恥をかいてくれたように思う。こちらも恐ろしいほど河合さんとのバランスが絶妙で、我ながら素晴らしいキャスティング!ホンダが登場するたび嬉しくなるほど、自分が書いたキャラクターよりもっともっと実在感を持って飛び出してくれました。」と称賛を惜しまない。

なお、本作はカンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアに続き、フィンランドで開催するエスポー・シネ国際映画祭(8月23日~9月1日)、ドイツで開催するハンブルグ映画祭(9月26日~10月5日)、オランダで開催するCamera Japan(9月26日~10月6日)への出品が続々と決定。日本では8月22日(木)にキャストの舞台挨拶とティーチイン付きのジャパンプレミアが開催される。

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作品情報

ナミビアの砂漠

©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

ナミビアの砂漠

2024年9月6日(金)公開
2024年/日本/カラー/スタンダード/5.1ch/137分/PG12
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:河合優実
金子大地 寛一郎
新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか
渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空
堀部圭亮 渡辺真起子

監督・脚本:山中瑶子
プロデューサー:小西啓介 小川真司 山田真史 鈴木徳至
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス

イベント情報

『ナミビアの砂漠』ジャパンプレミアイベント

『ナミビアの砂漠』ジャパンプレミアイベント

2024年8月22日(木)18:30の回/上映前にキャスト舞台挨拶・上映後にティーチインを実施

【実施劇場】
TOHOシネマズ日比谷

【登壇者】
舞台挨拶:河合優実、金子大地、寛一郎、山中瑶子監督
ティーチイン:河合優実、金子大地、山中瑶子監督

『ナミビアの砂漠』ジャパンプレミアイベント

2000年生まれ、東京都出身。2021年出演『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技が高く評価され、第43回ヨコハマ映画祭<最優秀新人賞>、第35回高崎映画祭<最優秀新人俳優賞>、第95回キネマ旬報ベスト・テン<新人女優賞>、第64回ブルーリボン賞<新人賞>などを受賞。2022年には『ちょっと思い出しただけ』、『愛なのに』、『女子高生に殺されたい』、『冬薔薇』、『百花』、『線は、僕を描く』、『ある男』など数多くの話題作に出演し、今まさに映像業界が最も注目する新進気鋭女優である。近年では『少女は卒業しない』(23)、『ひとりぼっちじゃない』』(23)、『四月になれば彼女は』(24)、ドラマ「不適切にもほどがある!」(24/TBS) 、「RoOT / ルート」(24/TX ほか)、『あんのこと』(24)、劇場アニメ『ルックバック』(24)、Amazon Originalドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」(24)、『八犬伝』(24)、来年公開の第37回東京国際映画祭東京グランプリ受賞作・吉田大八監督『敵』(2025/1/17 公開)、大九明子監督『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(2025/4 月公開)など話題作への出演が続いている。
カンヌ国際映画祭への出品も続いており、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でカメラ・ドール特別表彰を受賞した早川千絵監督『PLAN 75』(22)、第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』(24)など、世界的に高い評価を受けている。

1996年生まれ、北海道出身。'15年に俳優デビュー。近年の出演作は初主演ドラマ・NHK「腐女子、うっかりゲイ告る。」(‘19)、テレビ朝日「おっさんずラブ」(‘18/‘24)、NHK「大河ドラマ 13人の鎌倉殿」(‘22)、NHK BSプレミアム「犬神家の一族」(‘23)や、初主演映画『猿楽町 で会いましょう』('21)、『手』('22)、『Winny』('23)、『52ヘルツのクジラ』('24)、『ナミビアの砂漠』(‘24)など出演。
受賞歴//コンフィデンスアワード・ドラマ賞 新人賞(‘19)、TAMA映画賞 最優秀新進男優賞(‘21)

1996年生まれ、東京都出身。2017年に俳優デビュー。同年公開の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で、第27回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。翌年、「菊とギロチン」で第92回キネマ旬報ベストテン 新人男優賞などを受賞。近年の主な出演作に、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の11人』(22)、TBSスペシャルドラマ『グランメゾン東京』(24年冬OA予定)、映画『せかいのおきく』、『首』(ともに23)、『身代わり忠臣蔵』、『プロミスト・ランド』(ともに24)など。今後は、映画『ナミビアの砂漠』(9月6日)、『シサㇺ』(9月13日)、『グランメゾン・パリ』(2024年冬)の公開が控えるほか、米・スカイバウンド×フジテレビ共同制作ドラマ『HEART ATTACK』(2024年秋以降FODにて配信予定)で主演を務める。

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