2024.07.23 18:00
©︎ENBUゼミナール
2024.07.23 18:00
田中真琴が主演を務める映画『ほなまた明日』が9月28日(土)より新宿K’s cinemaにて劇場公開されることが決定し、予告編が公開された。
登場人物は、写真家を目指し不器用ながらも自分を信じて歩き続ける芸大生の草馬ナオと、その圧倒的な情熱に嫉妬や焦燥を抱えつつもどこか救われていく同級生の友人たち。同じ道を歩んでいるはずの彼らが、周囲の才能や境遇に折り合いをつけながらそれぞれの歩幅で進んでいく切なくも愛おしい日々が綴られる。
本作は『カメラを止めるな!』を生んだENBUゼミナールのシネマプロジェクト第11弾。監督は、19歳の切実な悩みを⾃ら主演して完成させた短編映画『19歳』がPFF アワード2018審査員特別賞を受賞し、その後ndjc2021にて制作された『なっちゃんの家族』で注⽬された道本咲希が務める。
SNSで⾒ず知らずの「いいね」の数に感情が左右されるようになった現代。本作で⻑編映画デビューを果たす道本は、他⼈の反応に流され、⾃分⾃⾝を信じ続けることが⼀段と難しくなった世の中の空気に危機感を覚え、⾃らの進む道を信じて歩き続ける⼥性を主⼈公に本作を完成させた。
主人公・ナオを演じる田中真琴は、昨年フジテレビ系ドラマ『真夏のシンデレラ』『時をかけるな、恋人たち』、IMM THEATERこけら落とし公演『斑鳩の王子 -戯史 聖徳太子伝-』などに出演。共演には松田崚汰、重松りさ、秋田卓郎らを迎えた。
公開された予告編は、田中真琴演じる芸大生のナオがカメラを構えて何かを掴もうと街を歩き回る姿から始まる。彼女を応援しつつも否応なしに葛藤を抱えてしまう仲間たち、そしてナオが涙を流す友人を被写体に据える姿で締め括られ、不器用ながらも前に進もうとする彼らの成長譚が綴られる。
また、『映画「ほなまた明日」公開記念写真展 / See You Again Tomorrow』が8月6日(火)から18日(水)までの期間、新宿御苑前トーテムポールフォトギャラリーにて開催される。
写真が重要なモチーフである本作の写真展では、2023年8月に大阪の街を歩き回り、さまざまな人に声をかけて撮影した『ほなまた明日』の劇中写真と暑さの中で撮影された映画現場のスチール、さらに約1年後の2024年7月に改めて俳優陣を撮影した写真も展示。映画のもとに集った人々の繋がりと変化を、写真学生として映画に向き合った俳優陣と彼らと深く関わった写真家・淵上裕太と染谷かおりが新たに時間を共にし見つめる写真展となる。
道本咲希監督、主演の⽥中真琴、共演の松⽥崚汰、重松りさ、秋⽥卓郎からコメントも到着している。
監督・道本咲希 コメント
自らを信じ、子供のように無邪気に歩き続ける人になりたかった。
全てにおいて嘘がなくて、だから人を傷つけてしまうような人になりたかった。
でもなれなくて、なのでこの映画を作りました。
SNSが発達し、他者の反応や情報に惑わされると思うけれど、惑わされてもいいけど、どうか自分を信じ続ける大切さを忘れないで。今のうちに、この嘘のない真っ直ぐな映画を見て頂きたく思います。
田中真琴(主演・ナオ役)コメント
ナオという強くて儚くて大好きな役を演じさせて頂いてから一年程が経ちました。街を歩いていても、ふとナオだったら撮りたくなるなぁ〜とか、写真展を見つけてはふらっと入ったり、確実に私の中でナオは生き続けていて凄く影響を受けています。俳優という仕事の中で色々な役をさせて頂いてますが、ここまで自分と重なる役も珍しく有り難いなと感じています。それほど私は全力でそれこそ人生をかけて演じさせて頂きました。とてもとても思い入れがあり、大好きな作品です。皆様に観て頂き是非感想を聞かせてほしいです。
松田崚汰(山田役)コメント
公開へ辿り着けたこと、この上ない喜びです。『ほなまた明日』に出会ってくれた人、これから出会う人、この映画をよろしくお願いいたします。
山田!山田!山田!ほんまに愛おしいよ。たくさん泣いて笑って走って生きていこうね。
大丈夫だよ、きっと全部大丈夫!!!
重松りさ(小夜役)コメント
3月にイベント上映を終え、こうして本公開を迎えられること、とても嬉しく思います。
小夜は主人公のナオと仲良しでありながらも、密かに劣等感を抱えながら写真に向き合いもがいている、優しくまっすぐな女の子です。
彼女たちの日々を通して、観てくださる皆さまの心にどんな気持ちが映るのか、今からとてもワクワクします。
是非、劇場へ会いに来てください。
秋田卓郎(多田役)コメント
オーディション兼ワークショップは何十時間もありとても過酷でした(笑)
ただ、共演者の皆さんから作品に対する熱量と意識の高さに刺激を貰いましたし、スタッフの皆様も居心地の良い雰囲気を作って頂いたのでとてもお芝居しやすかったです。
主軸となる学生役の4人はこの期間、徹底的に外に出てストリートスナップを撮って、写真や役に対して深く理解をするように動きました。
「写真」がテーマですが、それだけじゃなくナオを取り巻く彼ら彼女らの葛藤、覚悟、恋愛という日常にあふれているものが凄くリアルに描かれてるので誰しもが自分に照らし合わせながら抱く感情に共感して頂けると思います。ほなまた明日、劇場で会いましょう!