小木茂光、津田寛治、青柳翔、窪塚俊介ら実力派が集結
清水尋也×高杉真宙W主演映画『オアシス』オールキャスト解禁、伊藤万理華が2人の幼馴染役に
2024.07.17 12:00
©︎2024『オアシス』製作委員会
2024.07.17 12:00
清水尋也と高杉真宙がダブル主演する映画『オアシス』のオールキャストが解禁された。
2012年放送のTVドラマ『高校入試』以来、これまで『渇き。』『逆光の頃』『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』などで共演してきた清水と高杉。十代の頃から若手演技派として注目される一方、“この世界に入って、最初にできた友人”としてプライベートでも親交のある2人が、裏社会に生きながら絶望と一瞬の幸福を味わうリアルな若者の姿を描いたバイオレンス青春映画でダブル主演を果たす。
監督は山戸結希、松居大悟、三宅唱、岸善幸、箱田優子、藤井道人ら数多くの監督作品に助監督として参加してきた岩屋拓郎。映画企画コンペで新人賞を獲得した本作で長編デビューを飾る。
今回解禁となったキャストは8名。富井ヒロト(清⽔尋也)と金森(高杉真宙)の幼馴染の紅花には、『サマーフィルムにのって』での演技が高く評価され『もっと超越した所へ。』『まなみ100%』など出演作が相次ぐ伊藤万理華。紅花は数年前の事件をきっかけに記憶喪失となり2人のことも忘れてしまっているが、偶然2人と再会し、運命に導かれるように引き寄せられていく。
また、社会からはみ出した富井ヒロトが所属する菅原組の組長に小木茂光、菅原組幹部の犬咲に津田寛治、菅原組長の一人息子の菅原タケルに青柳翔、ヒロトの兄貴分で菅原組幹部の若杉に窪塚俊介。さらに金森とも親しい犯罪組織のボス・木村に松浦慎一郎、木村の娘・アンナに杏花、木村一味の若手・三井に林裕太と、新人監督の作品ながらベテランから若手俳優まで、岩屋拓郎監督と本作に惚れ込んだキャスト陣が集結した。
本作はアウトローに生きる者達の“青春”と“居場所”の物語。富井ヒロト(清⽔尋也)と金森(高杉真宙)、そして紅花(伊藤万理華)は幼馴染で青春時代を共に過ごした仲間だったが、ある事件をきっかけにバラバラに人生を歩むことになってしまう。数年後、社会からはみ出した富井はヤクザである菅原組の組員となり、組長(小木茂光)に認められ、いつしかそこが富井の居場所となっていた。一方、金森は社会から逃げるように荒くれものたちが集まる犯罪組織で自堕落な生活を送り、喧嘩や裏稼業に明け暮れる毎日。菅原組も迂闊に手を出せない程にその名を轟かせ、親友だった2人は一触即発の敵対関係となっていた。
清水尋也、高杉真宙、伊藤万理華といった今旬で煌びやかな3人が化学反応を起こし、青柳翔、窪塚俊介、松浦慎一郎、津田寛治、小木茂光といった実力派俳優がダークでハードな世界を彩る映画『オアシス」は、2024年11月より新宿武蔵野館ほかで全国公開される。
キャストコメント一覧
紅花役:伊藤万理華
紅花役を演じました、伊藤万理華です。
岩屋監督の故郷を巡りながら、当時過ごした思い出や作品への思いを聞いて、できる限りを尽くせたらと思っていました。
紅花はなにも知らないままヒロトと金森に巻き込まれ渦の中に入っていきます。
演じる清水さんと高杉さんお二人の元々ある関係性や空気感に少しずつ歩み寄っていく時間は紅花の目線とも重なり、いつの間にか守りたくなる大切な居場所になりました。力強い二人のエネルギーに引っ張られ、血まみれになりながら走り抜けた作品です。
菅原組・組長役:小木茂光
自分の居場所の探求は、今の現実の中で立場は関係なく万人の主要テーマであると思います。特に若者達のエネルギー溢れた想いはコントロール不能な一面が表に出て周りの人間を引き摺り込むんですよね。そんなオーラを発する若者達に、まとわりつく様なカメラアングルでスクリーンに切り取り、台詞で言い訳しない映像になっていたことに感服致しました。
この作品に参加させて頂き感謝感激です。
菅原組幹部・犬咲役:津田寛治
地方都市でサバイブするヤクザを演じました。
社会から法治の圧力を受け、無軌道に暴れまくる若者たちに翻弄されながらも、必死で自己を肯定するために「組」という名の家族を守る。
そんな漢をイメージして臨みました。
菅原組の一人息子、菅原タケル役:青柳翔
タケル役を演じさせて頂きました。
青柳翔です。岩屋監督の長編デビュー作品に参加させて頂き光栄に思っております
岩屋監督の世界観がたくさんの人に届く事を願ってます。
2点だけダメ出しが。サウナ行きすぎ。誘いすぎ。
サウナ後のサウナ飯にこだわりが強すぎ。
富井の兄貴分、菅原組・若杉役:窪塚俊介
岩屋監督の長編デビュー作品にお声がけ頂き、光栄です。撮影現場での監督の佇まいは、映画を愛し、そしてこの作品に賭ける思いがひしひしと伝わってくるものでした。キャストとの熱心なコミュニケーションや妥協を許さない本番の裏では、ユーモア溢れる気さくな一面、周りへの配慮を怠らない優しい人間性があり、物語とは裏腹にアットホームで素敵な撮影現場だったことを鮮明に覚えています。その監督が捉えたオアシスを是非劇場でご覧ください。
犯罪組織のボス・木村役:松浦慎一郎
岩屋監督とは岸善幸監督、三宅唱監督の現場で一緒した事がありました。
その時は助監督だった岩屋監督のデビュー作、完成を観た時は冒頭から溢れ出る監督が溜めて抱えていたであろう表現への想いが詰まった作品のその一員になれた事を心から嬉しく思いました。残酷だけどどこか淡く眩しい岩屋拓郎監督の世界が少しでも多くの方に届けばと思います。
村の娘・アンナ役:杏花
アンナは、ほとんど感覚だけで生きてるような、自由で強い女性です。
初めて本格的なアクションに挑むため、クランクインまでの限られた時間でボクシングやブラジリアン柔術をみっちり練習し撮影に臨みました。
絶望とそこから這い上がる熱い魂のぶつかり合いが、どうしようもなく青くて暖かい、
永遠のようなオアシス。喜びと傷みが詰まった愛の物語を、ぜひご期待ください。
木村一味で若手・三井役:林裕太
三井役を演じさせていただきました、林裕太です。少しのことで生きる道が変わってしまった。そんな人達を間近で見てきた岩屋監督の映画は、人の生き様を痛みと共に描いています。自分は何が欲しいのか、その答えを探すことが生きるということだと思います。
物語に出てくる彼らの生き様を、多くの人に見届けてもらいたいです。