2024.07.09 17:00
©︎山口つばさ/講談社 ©︎2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
2024.07.09 17:00
8月9日(金)に公開される映画『ブルーピリオド』より、「眞栄田郷敦の『ブルーピリオド』ルームツアーやってみた!in八虎の部屋」と題した新たな映像が解禁された。
原作は「マンガ大賞2020」を受賞し、累計発行部数が700万部を超える山口つばさ作の同名コミック。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎監督により実写映画化され、主演の眞栄田に加え高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりら実力と人気を兼ね備えたキャスト陣が個性豊かなキャラクターを熱演する。
ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。悩んだ末に一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いた八虎は、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたことで美術にどんどんのめりこんでいく。そして国内最難関の美術大学への受験を決意した八虎は、立ちはだかる才能あふれるライバル達を前に〈自分だけの色〉で描くことができるのか。
今回解禁された動画は、リポーターに扮した眞栄田が主人公・八虎の部屋を紹介するルームツアー映像。眞栄田が部屋の扉を開けると、ルームツアーの助っ人に駆け付けた八虎の父親役・やす(ずん)の姿があり、「ごめん 勝手に入って」と本当の親子のようなやり取りをする二人が八虎の部屋紹介をスタートさせる。
1つ目の注目ポイントは色合いが落ち着いていることを上げ、眞栄田は「色合いが少ないのは八虎が自己表現が怖い」ことの現れだと解説。そして部屋全体を見渡し2つ目のポイントとして直線が多いことに気付いた眞栄田は、カーテンやカーペット、小物に至るまで直線のもので構成されていて、「最初、不安要素が多い八虎だから、きっちりすることで安心する」という八虎の性格までも表現した美術スタッフのこだわりが光る部屋であることを明かした。さらに靴の空き箱が多いことにも注目し、「収集癖があるか分からないですけど、お母さんも実は空き缶をキッチンに集めていて」と矢口親子の共通点を上げ、お母さんは丸い缶を、八虎は四角いスニーカーの箱を集めている対比が描かれていることを紹介した。
細部にまで意味が込められていることにやすも「素晴らしいですね」と感心。最後には、ベッドの横に貼られた写真を見ながら「やっぱり八虎ってこういう芸術だったり、センスが好きだったのかな、だからこそ美術だったのかな」と、絵画の世界にのめり込んでいく八虎のバックボーンの部分に注目した。
やすから「郷敦くんの部屋と違いはある?」と聞かれると、眞栄田は八虎に共感する部分が多かったことを明かし「部屋の方向性は一緒なんですよね。僕の場合はもっと色ないですし、もっと色もモノクロとかで、全部直線で」と注目ポイントで上げた部分が自身の部屋の特徴と一致するようで「不安なのかもしれない(笑)」と話した。そしてルームツアーの最後は、「美術と出会って考え方も変わってきて、それと共に部屋がどう変わっていくのか、劇場で是非確かめてみてください」という眞栄田のコメントで締めくくられている。