不穏なキービジュアル、謎の球体が浮かぶ場面写真も解禁
細田佳央太主演、岩明均の怪作を壮絶なスケールで描く超常ミステリー『七夕の国』本予告解禁
2024.06.20 10:00
©︎2024 岩明均/小学館/東映
2024.06.20 10:00
7月4日(木)より配信されるディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ『七夕の国』の本予告映像とキービジュアル、場面写真が一挙に解禁された。
原作は『寄生獣』や『ヒストリエ』などで知られる岩明均が、1996年から1999年にかけて「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて不定期連載した同名SF漫画。岩明の作品の中でもカルト的人気を誇り、その壮大なスケールと刺激的な表現から「映像化不可能」と言われ続けていた“怪作”が、『ガンニバル』などの話題作を手掛けるディズニープラス「スター」にてドラマ化される。
ある日、ビルや人が謎の“球体”にまるくエグられた。役に立たない“超能力”をもつ平凡な大学生ナン丸は、この怪事件の真相解明に巻き込まれある閉鎖的な町を訪れるが、そこで自分がこの町に先祖をもつ“球体を操る能力者”だと知る。さらに町に隠された“3つの謎”と球体で連続殺人を繰り返す男が、ナン丸の運命を狂わせていく。
“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない“超能力”を持つ平凡な大学生・ナン丸こと南丸洋二を演じるのは細田佳央太。また、丸神の里に住みナン丸を気に掛ける東丸幸子を藤野涼子、球体の力を悪用し“丸神の里”を追い出された幸子の兄・東丸高志を上杉柊平、ナン丸の通う大学で講師を務め丸神教授を探す江見早百合を木竜麻生、“丸神の里”で失踪した大学教授・丸神正美を三上博史、球体の力で日本中を恐怖に包む謎の男・丸神頼之を山田孝之が演じる。監督は『大豆田とわ子と三人の元夫』や『クレイジークルーズ』でメガホンを取った瀧悠輔が務める。
解禁された本予告映像は、冒頭から「ちょわああああああ!!」の気合いの発声とともに“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない“超能力”を発揮するナン丸の姿から幕を開ける。その能力以外は平凡な日々で、後輩からは就職活動の心配をされる一幕も。そんな日常の和やかなシーンも束の間、物語の発端となる宙に浮く謎の●(まる)によって人の体がえぐられ消失してしまう怪奇事件が発生。ナン丸の通う大学の講師・江見早百合(木竜麻生)からナン丸の能力がその事件を起こした能力と「同じものだと思う」と告げられる。
●の力に怯えながらも、ナン丸は自分のルーツがあると教えられた“丸神の里”と呼ばれる丸川町へ赴く。そこでナン丸の能力を察し「あなたは手が届くものですよね。」と謎めいた一言を告げる女性・東丸幸子(藤野涼子)と出会い、黒い球体を操る能力を持つ幸子の兄・東丸高志(上杉柊平)からは「俺たちは選ばれた人間なんだよ。」と、ナン丸と自分が特別な存在であることを示唆される。そしてこの旅の引率者でもある江見は、「この町は、何か隠している。」と、散りばめられた謎へと誘う一言を告げる。
それから幸子たちが毎夜苦しむ“町民だけが見る悪夢”、毎年6月に執り行われる“季節はずれの七夕祭り”、古えから他の干渉を異常に拒んできた“丸神一族の掟”、と球体の謎を解き明かす3つのキーワードが羅列されると、「悪夢を、終わらせる。」という確信に満ちた使命を口にする丸神頼之(山田孝之)が登場。彼の6本指の両手からは何が作り出されているのか。その後は激しい銃撃戦、黒い●を作り出すナン丸が何者かと攻防を繰り広げる展開が続き、最後には人間のものとは思えない異形のまなざしと、街中を覆うほど巨大な黒い●がぽっかりと浮かびあがる不吉なシーンで締めくくられる。
同時解禁されたキービジュアルに映るのは、「●の謎 触れたら、エグられる。」のキャッチコピーと●の中に引きずり込まれたナン丸、その後ろで目深に帽子をかぶったマスク姿の頼之、そして“閉ざされた町”丸川町の山々とそこで執り行われる不気味な儀式の灯。ナン丸をめぐる不穏な展開を予期させるビジュアルとなっている。
併せて3名の追加キャストも解禁。今は亡き幸子の母・東丸由紀子を朝比奈彩、●によってさまざまなものがえぐられる事件を追う刑事・佐藤を石田法嗣、高志の力を利用して怪しげなセミナーを開く八木原昭を金田哲が務める。
ディズニープラス「スター」オリジナルドラマ『七夕の国』は全10話で、7月4日(木)に1~3話、7月11日(木)に4~5話、7月18日(木)に6~7話、7月25日(木)に8話、8月1日(木)に9話、8月8日(木)に10話が配信となる。