映画史に残る名作との比較にドゥニ・ヴィルヌーヴも大感激
クリストファー・ノーランが『デューン 砂の惑星PART2』を大絶賛、笑顔溢れる監督対談映像公開
2024.03.11 12:00
ティモシー・シャラメ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 ©︎2024 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024.03.11 12:00
映画『デューン 砂の惑星PART2』の新たな映像として、 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督の対談映像が解禁された。
3月15日(金)に全国公開となる『デューン 砂の惑星PART2』。過酷な砂の惑星デューンを舞台に100年間続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦いを描く本作には、ティモシー・シャラメを主演にゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、オースティン・バトラー他オールスターキャストが集結。2021年に劇場公開された前作『DUNE/デューン 砂の惑星』は全世界で4億ドルを超す大ヒットを記録し、第94回アカデミー賞で最多6部門を受賞している。
3月1日(金)からはアメリカを含む72の国と地域で公開を迎え、初日3日間のオープニング興行収入は全米では前が記録した4100万ドルを約2倍上回る8250万ドル、全世界累計でも1億8250万ドル(約273億9140万円 ※1ドル150.09円換算)という今年NO.1ヒットスタートを切った。この数字は、ラージフォーマットにこだわりを持つなど共通点が多い監督クリストファー・ノーランの『オッペンハイマー』をオープニング興行収入を超える数字であり(全米8245万ドル/世界累計1億7610万ドル)、主演のティモシー・シャラメ、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴにとっても歴代一位のデビューになる。また、アメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」では批評家のスコアで94%、観客のスコアで95%フレッシュ(3月8日時点で354レビュー)を記録している。
日本では3月8日(金)から10日(日)には3日限定先行上映が行われ、ついに今週15日(金)より本公開を迎える本作だが、アカデミー賞ノミネート常連にして映画『オッペンハイマー』で大きな注目を集めているクリストファー・ノーラン監督もその出来を大絶賛。その様子が、この度解禁となった本作の監督を務めるドゥニ・ヴィルヌーヴとノーランの対談映像の中で確認することができる。
本作を鑑賞したノーラン監督は、「もし(前作)『DUNE/デューン 砂の惑星』が『スター・ウォーズ』だとしたら、このPART2は“帝国の逆襲”だと思う。『スター・ウォーズ』シリーズの中で一番好きな作品だ。それにPART1で描かれたすべてが信じられないほどエキサイティングに展開していると思った」と、映画史に残る名作のタイトルと共に本作をベタ褒め。自身も『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の大ファンだというヴィルヌーヴ監督はこれに対し大感激し、大の映画好きである二人の笑顔溢れる対談の様子が収められている。
すでに世界中から称賛を浴びている“PART2”だが、ヴィルヌーヴ監督が『デューン』2作目を製作するにあたり最も配慮したことの一つが、「観客に既視感を感じさせないようにすること」だったという。「新しいロケ地を探し、セットも一新して、1作目で登場した場所には戻らなかった。1作目の美しいカラーパレットや境界の定義がすでにあったおかげで、それらの要素を再定義する必要はなく、1作目でうまくいった非常に特殊な表現を使うことができたんだ」と、自身と最高のスタッフ陣とで生み出した前作の良さを引き継ぎながら、新しい見せ方を模索していったことを明かしている。