主題歌「なみしぐさ」を使用した本予告映像解禁
長澤まさみ主演、坂口健太郎、横浜流星ら共演映画『パレード』の音楽を野田洋次郎が担当
2024.02.06 07:00
Netflix映画『パレード』メインビジュアル、野田洋次郎
2024.02.06 07:00
2月29日(木)より世界独占配信されるNetflix映画『パレード』の音楽をRADWIMPSの野田洋次郎が担当することが決定し、映画の本予告映像と主題歌「なみしぐさ」が初解禁された。
藤井道人監督(『余命10年』『最後まで行く』)が日本映画を代表するキャスト・スタッフと共に創り上げた『パレード』は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)は、離ればなれになった息子・良を捜す道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー) とその仲間たちと出会う。そこは“想いを残した者たちがどまる世界”。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に各々の心に触れていく。
恋人、友人、家族といった大切な人を亡くした喪失感や万人に訪れる死を、哀しみだけではなくエモーショナルな“愛のドラマ”へと昇華している本作。主題歌と劇伴を手がけた野田洋次郎と藤井監督とは、2022年公開の映画『余命10年』に続くタッグとなる。
“別れ”の先に待つ“再会”に目を向ける温かなメッセージがまっすぐに胸に響く歌詞が象徴的な主題歌「なみしぐさ」だけではなく、登場人物の心情に寄り添うような劇伴も全て野田が担当。今作のタッグは企画段階から藤井監督がラブコールを送ったことで実現し、野田と藤井監督は撮影中もデモのやりとりをするなど、絶対的な信頼関係の中で珠玉の楽曲が生まれたという。
野田洋次郎 コメント
この映画に音楽をあてながら、どこまでも容赦なく残酷で、また時に信じられないほど美しいこの世界で生きる意味を考えました。もう逢えない悲しさも、言えなかった言葉も、携えて生きていく理由を考えました。答えなどまだ到底出ませんが、考え、想い続けようと思います。
この映画を観終わった時、理屈や科学なんて飛び越えて、この命を生きた先で「きっとまた逢える」と思えたのでした。この作品に出逢えたことに感謝します。
藤井道人監督 コメント
『パレード』を書き終えたときに、僕の中に鳴っていたのは、野田さんの音楽でした。
『余命10年』で野田さんが作り上げた音の物語は、きっとこのパレードにも通ずるものがあると思い、オファーさせていただきました。
言葉では伝えきれない、想いの「その先」を彩ってくれた野田さんの音楽が、観てくださった全ての方々のこれから先の未来を照らしてくれると信じています。