“ディスコの父”ジョルジオ・モロダーが手掛けた作品
Kornのギタリスト、マンキーがサウンド作りで最も影響を受けた映画サントラを明かす
2023.12.18 18:20
By Sven Mandel CC BY-SA 3.0
2023.12.18 18:20
1994年にデビューアルバム『Korn』をリリースして以来、ニュー・メタルというジャンルのパイオニアとして活躍し続けてきたバンド、Korn。独創的なサウンドで当時の他のバンドと一線を画したベテランだが、ギタリストのジェームズ・”マンキー”・シェイファーがギターサウンドのインスピレーションを語った。
先日公開されたRevolver誌の最新インタビューに登場したマンキーは、1978年に公開された映画『ミッドナイト・エクスプレス』に影響され独特なギターサウンドで実験するようになったと明かした。
「若い頃、映画“ミッドナイト・エクスプレス”を見たのを覚えている。音楽を始める前だったけど、ジョルジオ・モロダーのスコアがとてもクールだったことを覚えている。当時から、シンセや電子音楽を愛しているんだ。でも自身のサウンドでも実験するようになったのは、もっと後になってからのことだった。キーボードサウンドの重みや強さが、俺の心に刺さったんだ。まるでギターのようなアグレッシブさを持っていた。
そのときすでにブラック・サバスとかユーライア・ヒープのようなギターで好奇心をそそるようなアプローチをしているバンドを聴いていた。そのサウンドに惹かれてギターを弾き始めたんだけど、“ミッドナイト・エクスプレス”のサウンドトラックにはそのダークでアグレッシブなサウンドがあった。ギターを弾き始めて、“どうやったらギターをシンセみたいな音にできるんだろう?”って考えはじめたんだ」
“ディスコの父”とも呼ばれているジョルジオ・モロダーが手掛けた『ミッドナイト・エクスプレス』のサウンドトラックに大きく影響を受けたと発言したマンキー。『ミッドナイト・エクスプレス』はゴールデングローブ賞を6部門受賞しており、サウンドトラックは第51回アカデミー賞の「アカデミー作曲賞」も受賞した。
マンキーはシンセサイザーとギターの関連性について「シンセと他の楽器の境界線を薄めようとしているんだ。もちろん明らかにギターのサウンドもあるけど、テクスチャーが加えられすぎてどっちかわからなくなることもある」ともコメントしている。