50セント『Get Rich or Die Tryin'』
2023.11.29 12:50
2003年にエミネムとドクター・ドレーのレーベルからデビューしたラッパー、50セント。ドクター・ドレーがエグゼクティブ・プロデュースした1stアルバム『Get Rich Or Die Tryin’』は全米で900万枚を超える大ヒットとなり、ラッパーとして人気を博した後もテレビドラマのプロデューサーとして活躍している。
当時エミネムとドクター・ドレーと100万ドルの契約金でデビューした50セントは、その契約金で自分を育ててくれたお婆ちゃんにベンツを買ったようだ。彼は先日出演したApple MusicのRebecca Juddの番組にて「当時、ばあちゃんにC220ベンツを買ってあげたんだ。あの車を買ったときのことを忘れない。契約を済ませてすぐに車を買ったのを覚えている」と明かした。
50セントは8歳のときにドラッグディーラーとして生計を立てていた母親を火災で亡くした後、祖父母に育てられた。祖母に感謝の気持ちを込めてベンツを購入した彼だが、車を買ってもらえなかった祖父はあまり快く思っていなかったようだ。彼は「ツアーから戻ってきたら、じいちゃんが玄関に座っていた。彼は古い車しかもっていなくて、ばあちゃんにあげたベンツを眺めて、“俺が仕事にいって背中を痛めて帰宅したら、孫が妻に洗脳されていた”と怒っていた」と、祖父が車を買ってもらえなかったことを不満に思って。
契約金として100万ドルを受け取った50セントだが、デビューアルバムがリリースから2週間で150万枚売れるの大ヒットとなり、世界ツアーから帰宅したときに銀行口座をチェックしたら3800万ドルが振り込まれていたようだ。彼は当時、税金対策としてマイク・タイソンが以前所有していた家を購入したとも明かしている。