もう一人の主演はオーディションで抜擢された新人・早瀬憩
新垣結衣主演映画『違国日記』に夏帆、瀬戸康史、小宮山莉渚が出演 ファーストカットも解禁
2023.11.15 12:00
©2024『違国日記』製作委員会
2023.11.15 12:00
2024年に全国公開される新垣結衣主演映画『違国日記』から新たなキャストが解禁された。
本作は人見知りの小説家・高代槙生とその姪・田汲朝の同居譚。対照的な2人はなかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。
原作のヤマシタトモコによる同名漫画は女性コミック誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタート。「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し、今年6月に6年という連載期間を経て終止符を打った。
今回解禁された第二弾キャストは4名。11月10日公開の『正欲』が話題を呼んでいる新垣結衣演じる高代槙生の姪・田汲朝役は、オーディションで選ばれた大型新人の早瀬憩が務める。また、槙生の友人・醍醐奈々を『さかなのこ』(2022年)の夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾を『愛なのに』(2022年)の瀬戸康史、朝の親友・楢えみりを『ヤクザと家族 The Family』(2021年)『少女は卒業しない』(2023年)の小宮山莉渚が演じることが決定した。
メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(2017年)『ジオラマボーイ・パノラマガール』(2020年)を手掛けた瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。
本作でメインキャストとしては映画初出演、さらにW主演を果たす早瀬に対して瀬田監督は「まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました」と起用した理由をコメント。早瀬は「分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました」と撮影を振り返った。
また、夏帆は「ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは、、とても嬉しいです」と参加への喜びを語り、瀬戸は「誰かの為に変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました」とコメント。小宮山は「撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います」と早瀬との相性に自信を覗かせた。
さらに、新垣と早瀬扮する槙生と朝の姿を捉えたファーストカットも解禁。遠くを見つめ海辺を歩いている2人の姿や距離感は原作のイメージそのものとなっている。
早瀬憩(田汲朝役)コメント
オーディション合格の知らせを聞いた時は、嬉しさよりも朝を演じられる事への安堵の方が大きかったです。事務所の方々が喜んでくれているのを見て、その事が嬉しくて。それからは朝をどのように演じたら良いだろうと、朝になる為の準備をしつつ、不安もありましたが、分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました。お二人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと作りあげたあたたかな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたら嬉しいです。
夏帆(醍醐奈々役)コメント
ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは、、とても嬉しいです。
撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんのあいだに流れる空気感がとても素敵で、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。
完成した作品を観るのが楽しみです。
瀬戸康史(笠町信吾役)コメント
誰かの為に変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました。
決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。
僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。
心に余裕ができ、優しくなれるような物語、是非ご覧ください。
小宮山莉渚(楢えみり役)コメント
漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、
お話を頂いた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、
撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、
自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。
朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。
2人で過ごした時間は私の宝物です。
瀬田なつき監督 コメント
早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、素敵なキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にし難い特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。
朝役は何百人かオーディションをして、まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、のびのびと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ・キャストみんなで映すことができたと思います。