舞台は人間が野生化し猿が支配する地球
シリーズ最新作『猿の惑星/キングダム』来年初夏公開、猿が衝撃的な進化を遂げた特報解禁
2023.11.08 06:00
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2023.11.08 06:00
映画『Kingdom of the Planet of the Apes』が邦題『猿の惑星/キングダム』として2024年初夏に全国公開されることが決定し、特報とポスターが解禁された。
本作は地球の支配者が変わりゆく歴史を心揺さぶるドラマと共に描いた「猿の惑星」シリーズの最新作。人間が高度な知能を持つ猿に支配された未知の惑星という前代未聞の世界観と衝撃的なラスト・シーンを描いた『猿の惑星』(1968年)。その世界観の起源を解き明かす『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)では、猿の子供で人類同等の知能を持つシーザーが言語能力を持つまでが描かれた。
続く『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年)の舞台は、高度な知能を得たシーザーが仲間と人類への反乱を起こしてから10年後の世界。平和な世界を望むシーザーと新種ウイルスによるパンデミックで絶滅の危機に陥った人間たちは共存と対立の狭間で重大な決断を迫られた。また『猿の惑星:聖戦記 グレート・ウォー』(2017年)では人類との共存を望んでいたにも関わらず、家族を人間に殺されたシーザーの深い“悲しみ”と人間への“愛と憎しみ”が描かれた。これらの新シリーズ「創世記」「新世紀」「聖戦記」の3作は、全て全米初登場No.1の歴史的快挙を記録している。
そして最新作『猿の惑星/キングダム』の舞台は、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長し帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げている。一方で人類は言語を失い、文化も、技術も、社会性も失い、野生生物のような存在になっていた。
監督は『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールが務める。また、配役は明らかになっていないが『To Leslie トゥ・レスリー』(2022年)での熱演が話題となったオーウェン・ティーグ、Netflixオリジナルシリーズ『ウィッチャー』(2019年~)のフレイヤ・アーランなど注目の若手俳優の出演が決定している。
公開された特報では衝撃的な進化を遂げた猿たちの姿が映される。昔は高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残す大自然の中で穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者と“猿の惑星”となった地球、そして彼らの社会性は多様化している様が伺える。