2023.11.08 07:00
©2024 映画「あまろっく」製作委員会
2023.11.08 07:00
映画『あまろっく』が2024年4月12日(金)より兵庫県先行上映、4月19日(金)より全国公開されることが決定し、監督とキャストからのコメントが到着した。
本作は39歳の独身娘、65歳の能天気な父、20歳の父の再婚相手という3人家族が繰り広げる、笑いあり涙ありの“ご実家コメディ”。人生なかなか立ち行かず燻っている実家暮らしの優子の元に、町工場を経営する父・竜太郎がとてつもなく若い再婚相手の早希を連れてくる。年齢のみならず、価値観までも究極的にズレている優子と早希の共同生活は想定外の連続。家族ならではのコミカルな会話劇だけでなく、バラバラだった家族が様々な現実に立ち向かう中でひとつになっていく姿にほろりとさせられる。
39歳の独身娘・優子にはドラマ『ソロ活女子のススメ』や映画『愛がなんだ』など斬新な役柄に挑んできた江口のりこ、20歳の父の再婚相手・早希にはモデル・女優として活躍し若い女性からファッションアイコンとして熱い支持を得る中条あやみが決定。そして正反対の2人をつなぐ父親は、国民的落語家でありながらMC・映画・ドラマといった様々なエンタテイメントシーンで活躍する笑福亭鶴瓶が演じ、関西出身の豪華3キャストのタッグが実現した。監督は本作が長編映画第二作目となる中村和宏が務め、尼崎に住む家族と地域の人々の心の機微を丁寧に映し出す。
さらに、主題歌はユニコーンの「アルカセ」に決定。本作のために奥田民生が作詞、ABEDONが作曲を担当した同楽曲は、能天気だが温かみがあり家族の支柱となる笑福亭鶴瓶の役柄をイメージして作られた。「人生に起こることは何でも楽しまな」を口癖に家族をいつも見守る“お父ちゃん”は、尼崎の街を守る大きな「尼崎閘門(通称:尼ロック)」のような存在として描かれ、またその自由な生き方も“ロック”だと気付かされる。
江口のりこ コメント
尼崎の街で、鶴瓶さんと中条さんと家族として過ごせた日々は、とても温かく素敵な時間でした。
中条あやみ コメント
この映画に出てくる家族の形はいわゆる普通と掛け離れていて、キレイな家族の形とは言えないのかもしれないです。家族ってなんだろうと思った時に、結局はお母さんもお父さんもお姉ちゃんお兄ちゃん妹弟おじいちゃんおばあちゃん、みんな血が繋がっていても繋がっていなくても、それぞれ持っているものが全く違った人間が集まって出来た「他人」であり、それがどんな人間だろうが同じ家で過ごす以上(同居とは限らないですが)、一つになろうとする思いやりや、ちょっとした努力が必要なことが、複雑で面白いものなのかな…とこの作品を撮りながら改めて考えていました。近松家ではみんなが、何かを大切にしたい、育みたいという気持ちがぶつかって一つになった瞬間があるからこの家族の物語がうまれたのかなと思います。監督からこの作品のお話を頂き、想いが込められた脚本を見て、私自身もこの家族の一員になりたいなと思いました。短い時間でしたが、鶴瓶さんや江口さんとは本当の家族のように温かい時間を一緒に過ごすことができて私の人生においても特別なかけがえのない時になりました。
笑福亭鶴瓶 コメント
江口さんと中条さんの2人が出演を熱望してくれていると聞いて、2人にはお世話になっているし、ほな出るわ、となりました。この3人のメンバーが上手くいけば、映画自体もまとまると思っていたので、それを一番大事にしました。メンバーもよかったですし、スタッフも皆厳しかったけど愉快でよかったです。それにしても、8年もニートしているこんな娘がおったらいややわ、頭おかしなるわ(笑)。けど働けとは言わん。やっぱり娘が可愛いんやろなあ。年の差婚については、加藤茶さんの例もあるので、違和感はなかったです。わきあいあいと楽しい現場でした。
中村和宏監督 コメント
数年前、関西を直撃した台風で「尼崎市は【尼ロック】のお陰で被害が少なかった」という記事を目にしました。
尼ロック?なにそれ?小6まで尼崎で育っていながら何も知らなかったので調べると水害から街を守る日本一大きな「閘門」でした。日本一と言いながら知名度はほぼゼロで尼崎市民でも知らない人がほとんど。なんのアピールもせずただそこにいるだけで家族を守っている不器用な父親のようだと思ったのです。そんな「尼ロック」のお膝元で暮らすプライドが高く生活力がない高学歴ニート。そこにうんと年下の美人継母がやって来て、丸裸でぶつかりながらも一緒にごはんを食べて生きて行く2人。「あまろっく」はそんな綺麗事では済まない家族の物語です。
関西出身の俳優とスタッフで真心を込めて創り上げました。阪神淡路大震災からまもなく30年をむかえる節目で、苦境の中から立ち上がる家族の姿を伝えたいです。
「人生に起こる事はなんでも楽しまな!」
ユニコーン リーダー・ABEDON コメント
ざっくりとですが、ストーリーと配役を拝見して、この映画の最後にどんな気持ちになりたいのかを想像しながら、ユニコーンはどういう曲をやるのかと考えて曲を作りました。みんなが幸せな気持ちになれますように。