レディー・ガガとのコラボは「突発的だった」
キース・リチャーズがザ・ローリング・ストーンズ新作での豪華コラボを振り返る
2023.10.26 19:10
Photo by Mark Seliger
2023.10.26 19:10
10月20日に18年振りのオリジナル・アルバム『Hackney Diamonds』をリリースしたザ・ローリング・ストーンズ。ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、レディー・ガガといった豪華アーティストが参加したこのでも話題の作品だが、ギタリストのキース・リチャーズが「Apple Music 1」のインタビューでその感想を語った。
ポール・マッカートニーとのコラボについては「彼と知り合ってから60年経つし、やっと実現したという感じだよ。彼とジョン・レノンは1960年代に何回かバックアップボーカルをやってくれたけど。彼と一緒に演奏するのはとても楽しいんだ。最終的には、“まさに昔と同じようだな”って感じたよ」とコメント。
また、レディー・ガガとのコラボは突発的に起こったものであり、当初予定していなかったとも明かした。
「とてもオーガニックで、自然発生したセッションだった。スティーヴィー・ワンダーがスタジオに来るのは知っていたけど、レディー・ガガはたまたま同じスタジオの向かいの部屋で仕事をしていて、テイクの途中で徐々に入ってきたんだ。スティーヴィーと演奏するのは毎回驚かされるし、レディー・ガガも素晴らしい仕事をしたと思うよ。彼女は参加する予定じゃなかったけど、すり抜けて入ってきてその場を掌握し、ミックと同じぐらい強い存在感だった。とても楽しかったよ」
なお先月にはミック・ジャガーが、親しい友人だったジョン・レノンを思い出しながら、今回のポール・マッカートニーとのレコーディングセッションを振り返っている。
「みんなで同じ部屋でレコーディングしたんだ。私とキースとロニー(ウッド)がギターを弾いて、ポールがベースを弾いていた。とても自然だったし、ポールも落ち着いて楽しそうだった。すぐに完成させることができたよ。ジョン・レノンは私の親しい友人で、彼は辛口で面白く、ウィットに富んで頭のいい人だった。ポールはジョンとは違う人柄で、彼ともずっと友達だった。頻繁に会ったりはしないけど、たまにメッセージを送ったりするし、連絡は取り合っていた」