2023.10.23 18:30
Photo by Ekaterina Gorbacheva
2023.10.23 18:30
スラッシュメタルのビッグ・4の一角として君臨し、そのアグレッシヴな音楽性で人気を博してきたスレイヤー。アイコニックなドラマーとして評価されている元スレイヤーのデイヴ・ロンバードが、スレイヤーが最も素晴らしいスラッシュメタルバンドだと発言した。
Metal Hammer誌の最新号に登場したデイヴ・ロンバードは、「ビッグ・4の中で最も良いバンドは?」という質問に対して、スレイヤーがナンバーワンである理由を語っている。
「もちろんスレイヤーだよ!(笑)他に誰を選ぶというんだ!?俺らは残忍だったし、絶好調だった。俺らの映像を見ればわかるが、まさに火がついているような演奏をしていた。他のバンドにどうやってやるかを見せつけていたし、見た全員が度肝を抜いていた」
また、1980年代後半にデスメタルがシーンに登場したときも、激しさと速さというという観点でも他のバンドに勝っていると感じていたようだ。
「俺らはよくそのようなバンドをステージ横から見ていたけど、ジェフ・ハンネマンと“俺らのほうがイケてる”とか、“俺らのほうが速い”ってコメントしながら見ていたのを覚えている。思い上がっていたわけではなく、スレイヤーほどの獰猛さを出せないバンドを見ると、自分たちの素晴らしさを再認識できるし、逆にインスパイアされるんだ。若い闘争心を持って、“お、失敗した!”って思いながらそういうバンドを見ていた。俺らの前に演奏するバンドより素晴らしく、全員の度肝を抜く、それがスレイヤーのモットーだった」
多くのバンドよりスレイヤーが優れていると語ったデイヴ・ロンバード。そのようにライバル関係にあったバンドは多かったが、常にフレンドリーな関係であったことも強調している。
彼は以前メタリカのラーズ・ウルリッヒについてもコメントしており、「俺はラーズのドラムはメタリカで重要な要素だと思っている。ラーズのドラムを悪く言う人に怒りを感じるし、好きではない。彼の存在がメタリカのサウンドに貢献していることを認めないといけない。メタリカはインスピレーションを与えてくれるバンドで、全員が彼らぐらい成功したいと思っている。でも大きなリスクを取らないと彼らのようにはなれないんだ」と、スラッシュメタルビッグ・4の巨頭を称賛した。