エミネム『The Eminem Show』を超える
アウトキャスト『Speakerboxxx/The Love Below』がアメリカで最も売れたラップアルバムに
2023.10.03 19:20
アウトキャスト『Speakerboxxx/The Love Below』
2023.10.03 19:20
1993年にデビューして以来『Aquemini』『Stankonia』『Speakerboxxx/The Love Below』などのアルバムで大ヒットを記録してきたアトランタ出身のヒップホップデュオ、アウトキャスト。メインストリームで大きな成功を収めた初のサウス出身のヒップホップアーティストとして数多くの功績を残してきた彼らの5thアルバム『Speakerboxxx/The Love Below』が、アメリカで最も売れたラップアルバムとなった。
アメリカレコード協会は9月29日に同作がアメリカ国内で13×プラチナ認定(1300万枚)を突破したと発表しており、エミネムの『The Eminem Show』が2022年に樹立した1200万枚という記録を塗り替えたようだ。
『Speakerboxxx/The Love Below』はダブルアルバムでもあるため各セールスは2倍に換算されており、最も売れたラップアルバムランキング上位には2Pac『All Eyez On Me』『Greatest Hits』や、ノートリアス・B.I.G.『Life After Death』など、複数のダブルアルバムがランクインしている。
メンバーのビッグ・ボーイはInstagramで今記録の達成を祝っており、「1300万枚を超えた…… “アウトキャストは永遠だ”。みんなありがとう」と、収録シングル「The Way You Move」の歌詞を引用してファンに感謝した。
アメリカで1300万枚のセールスを超えたラップアルバムは『Speakerboxxx/The Love Below』のみだが、1200万枚超えはエミネムの『The Eminem Show』、1100万枚超えはエミネム『The Marshall Mathers LP』とノートリアス・B.I.G.『Life After Death』、1000万枚超えは2Pac『All Eyez On Me』『Greatest Hits』、ビースティ・ボーイズ『Licensed to Ill』、MC・ハマー『Please Hammer Don’t Hurt ‘Em』、ローリン・ヒル『The Miseducation of Lauryn Hill』、ネリー『Country Grammar』、エミネム『Curtain Call: The Hits』となっている。