メタリカ結成時のギタープレイに衝撃を受けたと明かす
デイヴ・ムステインがジェームズ・ヘットフィールドのギタリストとしての才能を語る
2023.09.21 18:15
Photo by Masanori Doi/By Kreepin Deth - Own work, CC BY-SA 4.0,
2023.09.21 18:15
スラッシュ・メタルのビッグ・4でもあり、世界的に人気を誇るメタルバンド、メガデス。フロントマンのデイヴ・ムステインはメタリカの初期リードギタリストを務めていたが、1983年にメタリカを解雇された後にメガデスを結成している。
Metal Hammer誌の最新号でデイヴ・ムステインは、メタリカのリズムギターとボーカルを務めるジェームズ・ヘットフィールドのギタリストとしての才能を語っている。今ではリズムギタリストとしてのスキルも高く評価されているジェームズだが、当初は彼がギターを弾けることすら知らなかったとデイヴはコメントしている。
「俺がメタリカにいた頃、俺の演奏レベルはまだ当時のラーズ(ウルリッヒ)ぐらいだった。彼は当時ドラムをまだ習って練習していたから、上達途中だった。でもジェームズがギターを弾いているのを初めて見たとき、彼がギターを弾けることすら知らなかったから、衝撃を受けた。
当時、メタリカのリズムギタリストを探してオーディションを開催していたんだけど、いい人が見つからなくてうんざりしていた。その時に彼がギターを持って弾き始めたんだ。俺は、“嘘つけよ!お前そんなにギター弾けるのに、歌だけで満足できるわけないだろ?お前がどっちもやるのはどうだ?”って言ったんだ。彼はかなり才能のあるギタリストだよ」
結成当時、ボーカリストに専念する予定であったジェームズ・ヘットフィールド。彼がギターを弾けることが知らなかったデイヴ・ムステインは、初めてジェームズのギタープレイを見たときに衝撃が走り、そのままギターボーカルを務めることを勧めたと明かしている。
また、デイヴ・ムステインは以前、自身の後任となったカーク・ハメットに対しても「今まで彼を不当にからかってしまった」とコメントしつつも、プレイを称賛していた。
「カーク・ハメットが全ての競争を勝っていた時代があったけど、そこからプレイヤーとして上手くも下手にもなってないと思う。彼は昔から上手かったし、エクソダスにいたときから上手かった。メタリカのいる期間でも、ずっと安定している。でも彼はデイヴ・ムステインではない。そしてデイヴ・ムステインもカーク・ハメットではない」