©2023映画『春に散る』製作委員会
2023.09.03 12:00
8月25日(金)に公開された佐藤浩市と横浜流星のW主演映画『春に散る』から、本編映像が公開された。
ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたテーマはボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作を、本作では人間ドラマの名手・瀬々敬久監督が佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化した。
主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。偶然飲み屋で出会った仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、やがて二人は世界チャンピオンを共に目指して“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
今回公開されたのは仁一と翔吾の人生を賭けた戦いが始まるシーン。仁一のパンチでダウンした翔吾は、そこから仁一を探し続け、ようやく再会を果す。そして仁一にいきなり「ボクシングを教えてほしい」と懇願。あしらう仁一だが、翔吾の“負け方”を聞いて表情を変える。さらに、翔吾は畳み掛けるように「運命なんだよ」と力説するが、それでも「断る」と頑なな仁一に「テストしてやろう」と次郎(哀川翔)が持ちかける。そこから土手でのテストが始まるが……。