By Luigi Novi, CC BY 3.0
2023.08.29 17:45
1980年代にヒップホップをメインストリームに押し上げた存在として、ヒップホップだけではなく音楽カルチャー全般に大きな影響を及ぼしたグループ、Run-DMC。彼らは先日ヤンキースタジアムで開催されたヒップホップ50周年ライブで最後のライブを行ったが、ラッパーのDMCが米大統領に立候補することを明かした。
先日開催されたリオネル・メッシのMLSデビュー戦でApple TVにマイクを向けられたDMCは、スポーツやアートがもたらす「団結」について語っている。
「メッシがMLSにきたことや、サッカーの美しさは、世界があるべき姿を現しているんだ。世界では多くの分断が起きているが、スポーツやアートを見ることができる場所に行くと、世界の素晴らしさを見ることができる。世界がどのようにしたら素晴らしくなれるかではなく、実際にそこで素晴らしいことが起きている。
そして今日から、大統領に立候補しようと思う。このような美しい場所で、団結をし、人々が手を取り合うことが最も重要だから」
リオネル・メッシのMLSデビューから感じた「団結」が世界のあるべき姿だとコメントしたDMC。今月の11日に最後のライブを行った彼は、次のチャプターとして実際に大統領に立候補をするのかは不明だ。
Run-DMCにとって最後のライブとなったヒップホップ生誕50周年ライブには、DJクール・ハーク、シュガーヒル・ギャング、カーティス・ブロウなどのパイオニア以外にも、Nas、リル・ウェイン、スヌープ・ドッグ、アイス・キューブ、ウィズ・カリファ、コモン、ゴーストフェイス・キラーなどの豪華ラッパーたちも出演していた。Run-DMCはイベントのトリを務め、「It’s Like That」「Sucker MC’s」「It’s Tricky」「Walk This Way」「My Adidas」などのヒット曲を披露した。