“人間には不可能”な殺人事件に挑む
ケネス・ブラナー主演、シリーズ3作目となる『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日公開
2023.08.02 08:00
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2023.08.02 08:00
アカデミー賞脚本賞受賞歴を誇るケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務める映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が9月15日(金)に劇場公開されることが決定し、日本版本予告とUS版ポスターが解禁された。
全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される「名探偵ポアロ」シリーズ。本作はシリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」の映画化となる。
そんな本作を監督するブラナーが、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続き主演を務め、新たなキャストに『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーを迎える。ゴールデングローブ賞の司会を務めたこともある女優でコメディアンのティナ・フェイや、『フィフティ・シェイズ』シリーズ等に出演し、『ハート・オブ・ストーン』も控えるジェイミー・ドーナンなど、確かな表現力を携えた本格派が名を連ねる。
事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”の謎を解き明かすために、子供の霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することになる。
解禁された予告では、ヨー演じる霊能者の不気味な存在感が不穏さを引き立てる。招待客のひとりが人間には“不可能”な方法で殺害され、ポアロと観る者をこれまでにない邪悪な迷宮へと誘っていく。異常事態に怯える一方で、何かを隠しているかのような表情の容疑者たち。そして遂には、数々の難事件を解決してきたポアロまでも命を狙われてしまう。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と解決へ向け果敢に挑んでいくポアロ。しかし、超常現象は容赦なく襲い掛かる。出会った少女に「ずっと隠れてたんだね」と話しかけるポアロだったが、付近の女性は「誰と話してるの?」と怪訝な顔。次の瞬間、少女は元々存在していなかったように忽然と姿を消していた。果たして犯人は“人間”か“亡霊”か──。
ブラナーは「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができたのです」と、本作への自信を語っている。