2023.07.15 17:00
©2023映画『春に散る』製作委員会
2023.07.15 17:00
8月25日(金)より全国公開される映画『春に散る』から、新たな場面写真が公開された。
ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。本作ではその集大成ともいえる同名小説を、瀬々敬久監督が佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化。脇を固めるキャストには山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝らが集結した。
不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、やがて二人は世界チャンピオンを共に目指して“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
解禁された場面写真は、仁一(佐藤浩市)と翔吾(横浜流星)、人生を賭けた戦いに挑む二人を捉える。「今しかない」という言葉で共鳴し合い、心を通わせ、ひとつになっていく“仁さん”と翔吾。まっすぐ見つめ合い、時には気持ちをぶつけ合っていく姿は観る者の心を強く打つ。
プロテストに合格するまで、本気でボクシングに向き合った横浜流星のトレーナー役を演じた佐藤。そんな佐藤にミットの指導を行った松浦慎一郎は、「受けるのは怖いと思いますが、ミットをなるべく顔の近くに構えてパンチを迎えに行って、どっしりとした態度で流星君をリードしてくださいと話しました。流星君のパンチを受けると、かなり痛いはずなんですが、佐藤さんは絶対に流星君の前では痛いと言わない。『本気で来いよ』と、カッコよかったですね」と振り返る。